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佐賀東高校は高校チームとして天皇杯にも出場している実力校

2017 5/15 18:56kinsky
サッカー
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Photo by makieni/Shutterstock.com

佐賀東高校は全国高等学校サッカー選手権などの常連出場校だ。また、過去には高校生チームとして天皇杯サッカー選手権に出場して1勝するという輝かしい実績がある。そんな佐賀東高校についての情報をまとめた。

2016年冬の全国大会に出場し、3回戦に進出

佐賀東高校は佐賀県佐賀市にある公立高校だ。設立は1963年で、サッカー部も学校設立とともに同じ年に創部された。2016年度の全国高等学校サッカー選手権には2年ぶり9回目の出場を果たし、過去最高の3回戦進出という実績を残した。また高校総体では2008年、2009年と連続でベスト4まで勝ち残った。
2009年の天皇杯全日本サッカー選手権大会には佐賀県代表として初出場し、プロチームと公式戦を行うという貴重な経験をした。

2009年の天皇杯では1回戦で見事クラブチームを撃破

2009年に行われた第89回天皇杯全日本サッカーで、佐賀東高校は高校生チームとして唯一の参加となった。県予選の決勝で社会人チームのINAX(現 佐賀LIXIL FC)を4対1で打ち破って、出場権を手にした。そして1回戦で和歌山県のアルテリーヴォ和歌山に3対2で競り勝った。
2回戦では前年ベスト8の地元J2チームのサガン鳥栖と当たり、5対0と完敗したが、プロを相手にした高校生イレブンのはつらつプレーに惜しみない拍手が送られた。

蒲原監督がチームを率いて3年後から結果を残す実力校に

佐賀東高校サッカー部の監督を務めているのは蒲原晶昭氏だ。蒲原監督は佐賀商業高校から福岡大に進みサッカー部で活躍。大学卒業後は教員になり、中学で教鞭を執った後佐賀東高校サッカー部監督に就任した。
就任当初、佐賀東高校のサッカー部員は2、3年生合わせてようやく11人いるかどうかで、経験不足の1年生もピッチに送らざるを得ず敗戦の連続だった。しかし、選手と正面から向き合いながら納得できるプレーを追求し、指導から3年後頃から高校総体や冬の全国大会に出場するまで実力が付いてきた。

2016年度、地区予選でPK戦の末に佐賀北を下し全国大会へ出場

佐賀東高校は2016年度2年ぶり9回目の全国高等学校サッカー選手権出場を果たした。県予選では準決勝まで無失点で完勝。決勝では前年全国出場して連覇を狙っている佐賀北高との対戦になり、2対2で前後半が終了となりPK戦の末、佐賀北高を下して優勝した。
全国大会では2回戦で石川県の鵬学園高に4対0で完勝したが、3回戦では兵庫県の強豪・滝川二高に5ゴールを許し0対5で完敗した。悲願の3回戦の壁突破はならなかった。

2017年「マリンカップ」で初優勝し、幸先良いスタートを切る

2017年に入り佐賀東高校はまず1月の新人戦から戦いをスタート。準決勝で龍谷高校に0対2で破れベスト4に終わったが、3月に行われた「第19回マリンカップさいき2017」では大会5連覇を狙う東福岡高校にPK戦で勝利し初優勝を遂げた。この試合、東福岡は1年生主体のメンバーだったとはいえ、佐賀東高校にとっては今後に弾みが付く結果となった。
2017年の最終目標である全国高等学校サッカー選手権への2年連続出場の期待が高まっている。

まとめ

佐賀東高校サッカー部は蒲原監督の熱心な指導により、すっかり県内で1、2を争う強豪校に変身した。目指すは「2年連続の全国高等学校サッカー選手権出場」。大きな目標を胸に秘めて、練習や試合に日々臨んでいる。