公立の和歌山北高校とは
和歌山市にある和歌山県立和歌山北高等学校。1963年に公立の学校として開校し翌年に和歌山市市小路へと校舎を移転、2012年には和歌山西高等学校と統合した。
学校の特徴としては多重構造をもつ体育館があり、和歌山県内で唯一の体育科がある学校として知られている。またクラブ活動も活発で、レスリング部やフェンシング部、格闘技なども全国的に有名だ。
またサッカー部は男子だけでなく女子のサッカー部もあり、将来のなでしこジャパンの代表選手になるべく練習を重ねている。
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和歌山県のなかでも私立の強豪校に割って入る強さの、公立の和歌山北高等学校サッカー部。スポーツが盛んな高校としても有名で、数多くのオリンピック選手を輩出している。そんな和歌山北高校サッカー部の魅力や強さの理由を紹介していく。
和歌山市にある和歌山県立和歌山北高等学校。1963年に公立の学校として開校し翌年に和歌山市市小路へと校舎を移転、2012年には和歌山西高等学校と統合した。
学校の特徴としては多重構造をもつ体育館があり、和歌山県内で唯一の体育科がある学校として知られている。またクラブ活動も活発で、レスリング部やフェンシング部、格闘技なども全国的に有名だ。
またサッカー部は男子だけでなく女子のサッカー部もあり、将来のなでしこジャパンの代表選手になるべく練習を重ねている。
およそ3分の1にあたる授業が体育に関する専門科目になっている、和歌山北高校のスポーツ健康科学科。実技と合わせて理論も学べる独自のカリキュラムが特徴的で、宿泊研修や実習なども盛んにおこなわれており、優秀なアスリートも数多く育っている。
たとえばロンドンオリンピックに出場した体操の田中理恵さんや田中和仁さん、ロンドンオリンピックのフェンシングに出場した西岡詩穂選手は和歌山北高校出身だ。他にもボート選手や競輪選手といった、幅広いスポーツのアスリートたちを輩出している。
全国高等学校サッカー選手権大会に8回も出場するなど、強豪校として知られている和歌山北高校サッカー部。全国高校総体サッカー大会へも過去に10回も出場するなど活躍していたが、2016年の県新人戦では惜しくも4回戦敗退、プリンスリーグ関西では1勝しかできず10位となるなど低迷している。
とはいえ選手たちのレベルはとても高く、2015年に地元で開催された紀の国わかやま国体では多くの選手が選抜として戦い、和歌山県チームが3位になるなど大活躍を見せた。
全国高等学校サッカー選手権大会に8回目の出場となった和歌山北高校サッカー部。前大会までは初芝橋本高校と近大付属和歌山高校の強豪校が和歌山県予選を突破し、私立勢が全国大会への切符を手にしてきた。
そして2016年におこなわれた県大会の決勝戦。攻める近大付属和歌山高校を鉄壁の守備で防ぎPKのチャンスを生かして得点、その大切な1点を守りきり和歌山北高校が勝利し、見事4年ぶりとなる全国大会への切符を手にした。
和歌山の強豪校である私立勢に割って入る、公立のエースといっても過言ではない和歌山北高校サッカー部。そんなチームを率いるのが中村大吾監督だ。
比較的若い監督だが国体で和歌山選抜を3位に導いた監督でもあり、実績は折り紙付き。また厳しいだけの指導方法ではなくチームが負けた際に
『ようやった。勝てなかったのは、先生のせいや』
出典: 講談社BOOK倶楽部
と選手にたいして語っているように、チームを思いやり優しく選手を包み込む監督だ。そのため選手たちの信頼も厚く、監督との絆こそがチームの強さの理由となっている。
出典: 講談社BOOK倶楽部
スポーツ科があることで有名な和歌山北高校のサッカー部を紹介した。体育科がある高校として全国で2番目に歴史があり、さまざまな競技のアスリートたちを輩出している和歌山北高校。サッカー部も強豪の私立勢をおさえ何度も県大会を制しており、全国大会での活躍が期待されているチームとなっている。