北陸高校サッカー部が創部されたのは実に50年以上も前!
福井県は福井市に校舎を構える北陸高校。サッカー部が創部されたのは1964(昭和39)年。今から実に50年以上も前のことです。過去、全国高等学校サッカー選手権大会には福井代表として4回出場したことがあるなど、福井県を代表する強豪校のひとつです。
2017年現在の監督は、JFA公認S級コーチ(プロライセンス)を所持する松本吉英氏。コーチは、松本吉英監督の友人として元日本代表の水沼貴史氏が勤めています。
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全国高等学校サッカー選手権大会に過去4度出場している福井県の強豪・北陸高校。この記事では、そんな北陸高校の歴史や過去の戦歴、輩出したプロ選手などをご紹介しています。
福井県は福井市に校舎を構える北陸高校。サッカー部が創部されたのは1964(昭和39)年。今から実に50年以上も前のことです。過去、全国高等学校サッカー選手権大会には福井代表として4回出場したことがあるなど、福井県を代表する強豪校のひとつです。
2017年現在の監督は、JFA公認S級コーチ(プロライセンス)を所持する松本吉英氏。コーチは、松本吉英監督の友人として元日本代表の水沼貴史氏が勤めています。
北陸高校サッカー部がはじめて全国高等学校サッカー選手権大会に出場したのは、1984年1月に開催された第62回大会です。
同大会の1回戦では、鳥取県代表の米子東高校とPK戦の末に敗退。2回目の出場となった8年ぶりの第70回大会の1回戦では、大阪府代表の関西大学北陽高校に0-6と大敗。そして3回目の出場は、実に20年ぶりとなる第90回大会。同じく1回戦で大分県代表の大分高校に0-10と歴史的大敗を喫しました。
全国高等学校サッカー選手権大会への切符は手に入れるものの、1回戦突破の壁をなかなか破ることができない北陸高校。
第95回大会では、福井県民、そして北陸地方の期待を背負って4回目の出場を果たしました。同大会では、1回戦で2008年に大迫勇也選手を擁して準優勝を果たした名門・鹿児島城西高校と対戦。しかし、過去3回と同様、1回戦で姿を消す結果となりました。なかなか上ることのできない1回戦突破という大きすぎる壁が立ちはだかりました。
北陸高校サッカー部の特徴は、細かくボールをつなぐパスサッカーです。スピーディーにパスをつなぐために、ファーストタッチや3人目の動きに重きを置いた練習を繰り返しています。4-5-1という比較的守備的な布陣が基本で、ボランチでパスをつなぎつつ、隙を見て前線にボールを送るスタイルが特徴です。
守備の意識も高く、引いて守るというよりは、前線から激しくプレスをかけて、守備の準備ができていない段階で攻撃に転じるスタイルで得点を重ねてきました。
北陸高校サッカー部出身のプロサッカー選手として知られているのは、名古屋グランパスエイトでもプレーしたことのあるFWの富永英明選手です。
1995年に北陸高校を卒業後は、国士舘大学に入学しました富永英明選手は、大学卒業後に名古屋グランパスエイトに入団すると、公式戦2試合に出場。その後はサガン鳥栖や湘南ベルマーレ、ヴァンフォーレ甲府、横浜FC、JFLのTDKやブラウブリッツ秋田などで活躍した後、2010年のシーズン終了後に引退しました。
丸岡高校や福井商業と肩を並べるなど、福井県の強豪校のひとつとして知られる北陸高校ですが、全国高等学校サッカー選手権大会では出場した4回とも1回戦敗退。なかなか全国の壁を破ることができない同校ですが、今後の活躍に期待しましょう。