星稜高校サッカー部が創部されたのは今から50年以上前!
石川県金沢市に位置する星稜高校。サッカー部が創部されたのは、今からさかのぼること50年前の1967 (昭和42)年のことだった。
1974(昭和49)年度に、初めて全国高等学校サッカー選手権大会に出場した。その際は1回戦で敗退したが、6回目の出場となった第70回全国高等学校サッカー選手権大会で初めてベスト8に進出し、それが星稜高校サッカー部の強さを全国に証明することとなった。
Photo by mooinblack/Shutterstock.com
本田圭佑選手の出身校としても知られる星稜高校。17年連続で全国高等学校サッカー選手権大会に出場した経歴を誇る石川県の強豪校としても有名だ。この記事では、そんな星稜高校サッカー部の歴史や経歴、そして過去の成績などについて紹介する。
石川県金沢市に位置する星稜高校。サッカー部が創部されたのは、今からさかのぼること50年前の1967 (昭和42)年のことだった。
1974(昭和49)年度に、初めて全国高等学校サッカー選手権大会に出場した。その際は1回戦で敗退したが、6回目の出場となった第70回全国高等学校サッカー選手権大会で初めてベスト8に進出し、それが星稜高校サッカー部の強さを全国に証明することとなった。
星稜高校は、高校サッカーの集大成とされる全国高等学校サッカー選手権大会に過去26回出場している。2016(平成28)年こそ県予選の決勝で敗れているが、1999年(平成11)年から2015(平成28)年まで、実に17大会連続で出場するなど、石川県の高校サッカー界において、長期にわたり星稜高校一強時代を築いている。
2012(平成24)年から2016(平成28)年の5大会においては、優勝1回、準優勝1回、3位2回など、輝かしい成績を残している。
星稜高校サッカー部の強さを語るうえで、恵まれた練習環境は欠かせない。週6回一日2時間程度行われる練習は、転倒時の擦過傷を最小限におさえるために、クッション性に優れた人工芝仕上げの多目的グラウンドを使用。
また夜間の練習のためにグラウンドには6基の照明が設備され、県外から入学する生徒には寮が用意されているなど、サッカーに専念するために徹底された環境が整っている。
実に17大会連続で出場していた全国高等学校サッカー選手権大会。18連覇を狙った2016(平成28)年開催の第95回全国高等学校サッカー選手権大会では、県予選決勝で鵬学園高校と対決。星稜高校サッカー部は鵬学園高校に0-1で敗れて、県予選で姿を消す結果となってしまった。
それまで17年連続で石川県代表として全国高等学校サッカー選手権大会に出場していただけでなく、92回大会では準優勝、93回大会では優勝、94回大会ではベスト4に輝いた名門だけに、サッカーファンに与えた衝撃はかなりのものだった。
星稜高校サッカー部出身のプロ選手でもっとも有名なのが、現在はイタリアの名門ACミランで活躍する本田圭佑選手。1年時からレギュラーを獲得すると、その年の高円宮杯全日本ユース選手権・準優勝に貢献。さらに、2年時にはキャプテンに就任。3年時に出場した第83回全国高等学校サッカー選手権大会では、石川県勢初となるベスト4進出の原動力となった。
なお、本田圭佑選手の1年先輩で、現在Jリーグのサガン鳥栖で活躍する豊田陽平選手も星稜高校サッカー部に所属していた。
長きにわたり一強時代を築いた星稜高校サッカー部。2016年の全国高等学校サッカー選手権大会・県予選敗退という挫折を経て、2017年はどのように這い上がるのか。もしくは、このまま挫折を続けてしまうのか……。今後の活躍に期待しよう!