全国高等学校サッカー選手権大会には過去27度出場
富山第一高校は、富山県富山市に位置し、全国高等学校サッカー選手権大会に過去27回出場するなど、全国でも屈指のサッカーの強豪校だ。サッカーを通じてグローバルな視点を養うことを目的に、2年時にはイギリス遠征を実施して現地のチームと練習試合を行うほか、プレミアリーグを観戦。
また、春休みや夏休みをはじめとした長期休暇には、茨城県(鹿島)や静岡県(御殿場)などに遠征をして、全国の強豪校と戦うことで強化を図っている。
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過去27度も全国高等学校サッカー選手権大会に出場するなど、富山を代表する富山第一高校サッカー部。この記事では、富山第一高校サッカー部の歴史や戦歴などを紹介する。
富山第一高校は、富山県富山市に位置し、全国高等学校サッカー選手権大会に過去27回出場するなど、全国でも屈指のサッカーの強豪校だ。サッカーを通じてグローバルな視点を養うことを目的に、2年時にはイギリス遠征を実施して現地のチームと練習試合を行うほか、プレミアリーグを観戦。
また、春休みや夏休みをはじめとした長期休暇には、茨城県(鹿島)や静岡県(御殿場)などに遠征をして、全国の強豪校と戦うことで強化を図っている。
富山第一高校サッカー部が初めて全国高校サッカー選手権大会に出場したのは、今からさかのぼること30年以上前の1964年度に開催された大会だった。
翌年の1965年にも出場を果たすが、その後は14年にわたって出場の機会はなく、ようやく出場を果たした1979年大会では、残念ながら1回戦敗退。その後も1997年まで実に11回の出場を果たすが、最高でも2回戦進出という残念な結果となっている。
富山第一高校サッカー部にとって15回目の出場となった1999年大会では、下馬評を覆し、ベスト4という好成績を収めている。
初戦となる2回戦では兵庫県代表の神戸弘陵学園高校に5-0の完勝。続く3回戦で大分県代表の大分鶴崎高校に4-2で勝利を収めるとベスト8進出。準々決勝では滋賀県代表草津東高校とのPK戦の末に勝利を収めた。決勝進出をかけた準決勝では強豪・鹿児島実業高校に1-4で敗れたが、ベスト4進出という好成績を収めた。
ベスト4進出を果たした1999年大会に続き、2000年開催の全国高等学校サッカー選手権大会でもその強さは健在だった。大分県代表の大分高校、東京都B代表の修徳高校、宮城県代表の東北高校を次々と破ってベスト4に進出。準決勝で鹿児島実業高校に敗れたが、2年連続でベスト4という成績を残している。
2013年度に開催された同大会では、1回戦からの登場ながら、長崎県代表の長崎総合科学大附高校、熊本県代表の熊本国府高校、埼玉県代表のさいたま市立浦和高校などを倒して念願の決勝進出。決勝では石川県代表の星稜高校を破って見事優勝した。
富山第一高校サッカー部の2017年注目の選手は、FWの大竹将吾選手。2年時からスタメンとして活躍してきた選手で、身長180センチの大型ストライカー。得点能力に優れ、相手DFと1対1の場面でも臆することなくゴールを奪う。
また、大竹将吾選手とともに2年時からスタメンとして活躍してきた同じくFW坪井清志郎選手にも注目。この2人以外にも、魚谷将史選手や前田拓哉選手など、2年時からスタメンとして試合に出場していた選手が多いのも、2017年の富山第一高校サッカー部の特徴だ。
2013年の全国高等学校サッカー選手権大会で見事優勝している富山第一高校サッカー部。2014年は県予選敗退、2015年はベスト8、2016年は3回戦敗退と奮わない結果に終わっている。イケメン揃いの2017年は2度目の全国優勝もありえるかもしれない。