西武台高校とは?
西武台高校は埼玉県の南部、新座市に位置する私立高校だ。同校の創立は1981年と比較的歴史は浅い高校だ。2011年は西武台新座中学校ができたことによって西武台高校とともに中高一貫校となっている。
部活動に関しては、サッカー部を筆頭に柔道部や陸上競技部などが全国大会に出場した経験を持つほか、バトン部がアメリカで行われた国際コンテストで優勝経験があるなど国際レベルでの活躍も見られる。
西武台高校サッカー部がこれまでにどのような成績を残してきたのか、具体的に紹介したいと思う。
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全国47都道府県の中でも強豪校が多く、激戦区となっているのが埼玉県だ。県予選から全国レベルのチーム同士が戦うことも少なくない埼玉では、予選を勝ち抜くのも至難の技だ。今回はそんな埼玉県を勝ち抜き全国大会にも出場経験のある西武台高校サッカー部について紹介したいと思う。
西武台高校は埼玉県の南部、新座市に位置する私立高校だ。同校の創立は1981年と比較的歴史は浅い高校だ。2011年は西武台新座中学校ができたことによって西武台高校とともに中高一貫校となっている。
部活動に関しては、サッカー部を筆頭に柔道部や陸上競技部などが全国大会に出場した経験を持つほか、バトン部がアメリカで行われた国際コンテストで優勝経験があるなど国際レベルでの活躍も見られる。
西武台高校サッカー部がこれまでにどのような成績を残してきたのか、具体的に紹介したいと思う。
西武台高校サッカー部はこれまでに、多くのプロサッカー選手を輩出し、全国大会にも出場してきた。夏の全国大会のインターハイには10回、冬の全国大会の高校選手権には3回の出場経験がある。
高校選手権において、2010年大会でベスト8に入っている。これは近年の埼玉県勢では過去最高成績となっている(2016年大会終了時点)。
西武台高校で特筆すべきはインターハイで、過去には準優勝、ベスト4を経験しているほか、2010年、2012年、2014年、2015年と強豪がひしめく埼玉県においてコンスタントに全国大会に出場していることが西武台の強さを証明している。
西武台高校は紹介したように全国レベルの力を持つチームであるため、多くの選手が全国大会に出場することを目標に入部してくる。その数はなんと180人近くになる年もあるそうだ。180人もいればスタメンの11人はかなりの実力者で、彼らがチームの強さを支えているのかと言えば必ずしもそうではない。
このチームを本当に支えているのは180人の中でトップチームのメンバーに選ばれなかった選手たちだ。そのことはリーグ戦敗戦後の守屋保監督のインタビューからもわかる。
この敗戦をチーム全体として考えていかないといけない。本当は今日の試合出場メンバーは、明日を休みにするつもりだったんだ。でも、今日の試合を見ていると、いつも応援してくれているBチームの仲間達がいなくて、選手達のモチベーションや雰囲気が下がっていた。
出典: ゲキサカ
西武台の選手たちにとって試合に出場できない選手たちの応援が最も大きな力となっているのだ。
西武台高校の監督を務めるのは守屋保監督だ。守屋監督は東京の名門帝京高校から大学サッカーの強豪国士舘大学を経て卒業後の1983年に西武台高校に赴任。当初はサッカー部のコーチを務めていたが、1987年から監督としてチームを指導している。
そんな守屋監督が西武台を含め埼玉県の課題として以下のようなことを語っている。
埼玉の中で全国優勝をしたいとか、絶対にプロになりたいという子たちが、まだ来ていない。その差だけと思う。技術的な差ではないと思っているんだ。気持ちの差だけで、そんなに技術レベルは変わらない。
(中略)
勝つんだという意識。私はそれを県内で強く共有する素地を作る必要があると考える。
出典: 浦和フットボール通信
この言葉が示すように埼玉県勢は全国大会の優勝から遠ざかっている。西武台のみならず、埼玉の高校サッカーをどのように変化させてくれるのか、守屋監督の手腕に注目だ。
2016年はインターハイ、高校選手権ともに出場することができなかった西武台。しかし、2017年は期待できるのではないか?というデータがある。
それは2017年1月に行われた、ニューバランスカップ(通称 裏選手権)での優勝だ。裏選手権とは同時期に行われている高校選手権に出場できなかった全国の強豪が集まって戦う大会のことで、西武台高校はこの大会で北海道の札幌大谷高校をPK戦の末に破り優勝している。
裏選手権での優勝チームはその年の高校選手権で活躍するという傾向もあり、2017シーズンの西武台高校には注目したいところだ。
多くのプロ選手を輩出し、全国大会に何度も出場してきた名門チームだ。2017年は埼玉のライバルたちに勝利することができるのか、そして全国大会で活躍することができるのか、是非とも期待したいところだ。