第5位!黄金時代VS黄金時代
2003年の日本代表は黄金時代とも言うべき豪華な陣営で、中村俊輔選手、稲本潤一選手、中田英寿選手、小野伸二選手などが居並んだ。
ただ、同時にフランス代表も非常に豪華で、ロベール・ピレス選手を筆頭に中盤では高いクオリティのプレーを作り出していた。
日本vsフランス戦のFKでは、中村選手はゴール右隅に勢いよくシュートし、ボールはポストにぶつかるも、上手く内側へ跳ね返りゴール!
日本サッカーが成長していることを世界に見せたゴールだった。
Photo by Jefferson Bernardes/Shutterstock.com
コンフェデレーションズカップは、世界で行われるメジャーなサッカー大会の中でも、「W杯の前哨戦」という意味合いが強く、必ずしも絶大な注目を集める大会ではない。 しかし、時には目を疑うような「名場面」が生まれることも。 今回は、その一部をランキング形式でご紹介する!
2003年の日本代表は黄金時代とも言うべき豪華な陣営で、中村俊輔選手、稲本潤一選手、中田英寿選手、小野伸二選手などが居並んだ。
ただ、同時にフランス代表も非常に豪華で、ロベール・ピレス選手を筆頭に中盤では高いクオリティのプレーを作り出していた。
日本vsフランス戦のFKでは、中村選手はゴール右隅に勢いよくシュートし、ボールはポストにぶつかるも、上手く内側へ跳ね返りゴール!
日本サッカーが成長していることを世界に見せたゴールだった。
2005年大会のブラジルvsギリシャ戦、アドリアーノ選手のゴールは圧巻だった。
アドリアーノ選手は前半戦終了間際、味方のパスをサイドに流しつつ受け、投げ出す。そして相手選手のマークをフェイントで振り切ると、左足を一閃。放たれたシュートは、カメラが追えないほどのスピードでゴールに突き刺さった。
機を見た抜け出しや嗅覚強烈なシュート力と高いシュート精度、アドリアーノ選手の持ち味が存分に発揮された素晴らしいゴールだった。
2013年大会の本田圭佑選手の存在感は圧倒的なものがあった。
グループステージではイタリア相手に3?4と大健闘。本田選手はこの試合の随所で素晴らしいパスワークとボール保持力を躍動する。欧州でも通用するこのパス技術とフィジカルは、本田選手の一番の持ち味で、この試合が後のACミランへのステップアップにつながったとも言えるだろう。
ビッグマウスと揶揄されることも多い本田選手だが、ピッチ内外で見せる言動は、自身のたゆまぬ努力とこれまでの経験のたまものではないだろうか。
2013年大会ではブラジルとスペインが決勝でぶつかった。
スペインは2010年のW杯、2012年のEUROなど主要な国際大会で連覇を成し遂げており、「無敵艦隊」の名をほしいままにしていた。
しかし、このブラジルとの大一番では3?0と完敗。ブラジルはフレッジ選手やブラジルの至宝ネイマール選手が大活躍。新しい栄光の時代の訪れと、かつての強国の挫折を同時に見ることができた試合となった。
ただ、2014年のブラジルW杯でのブラジル代表は燦々たる結果に。サッカーは何が起こるかわからないものだ。
2005年大会のブラジルvs日本戦は、歴史に残る程の名勝負だった。
結果的に引き分けたものの、サッカー王国ブラジルに対して日本は猛烈に攻めたてた。同点となる2点目、大黒将志選手のゴールは、中村選手のFKの跳ね返りを押し込んだものだった。
後のインタビューで中村選手は、大黒選手に前線で張っているようにと話していたようで、2人の読みと反応が生んだ感動のゴールとなった。
当時のブラジル代表にはロナウジーニョ選手やロビーニョ選手など、ブラジルらしいファンタジスタが揃った陣容だったので、大黒選手のゴールは値千金となり大健闘で終わった試合だった。
コンフェデレーションズカップでは多くの名場面が生まれる。 それは各国の代表が国の威信をかけて戦っていることや、世界からの注目を集めているからというのも大きな理由だろう。 試合は熱を帯び、選手のプレーにも火事場の馬鹿力とも言うべき素晴らしいプレーが連発している。 今後のコンフェデレーションズカップに注目だ。