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2017年はどうなる?群雄割拠の高校サッカーを考える


2016年は青森山田の年だった

2016年の高校サッカーを振り返った時にまず思い浮かぶチームは青森山田高校なのではないでしょうか? 第95回全国高等学校サッカー選手権大会での決勝は終始ペースを握り群馬の前橋育英を5-0で下し初優勝したのは記憶に新しいところだと思います。
また、高校のサッカー部とクラブチームが一緒のリーグで戦い高校生年代の真の日本一を決める高円宮U-18サッカーリーグの1部であるプレミアリーグも制覇しJリーグの下部組織なども含めて2016年の日本一に輝いていることからも2016年の高校生年代のサッカーは青森山田が主役だったと言えます。
そうなると必然的に2017年の青森山田はどうなるのか?ということが気になる人も多くなるとは思いますが、そんなに簡単ではないということが近年の高校サッカーを取り巻く環境からわかり、2017年の高校サッカーも面白くなりそうな予感を駆り立ててくれます。

連覇することは容易いことではない

チャンピオンチームが連続して活躍するということは決して簡単なことではありません。 世界のサッカーを見てみても例えば2010年のFIFAワールドカップで優勝したスペインは2014年のワールドカップではグループリーグ敗退となりました。また女子なでしこジャパンは2011年ワールドカップ優勝、2015年ワールドカップ準優勝と好成績を残してきましたが、2016年のリオデジャネイロオリンピックはアジア予選で敗退し出場権を逃すという苦境に立たされています。
これは高校生のスポーツにも同じことが言え、例えば夏の甲子園で連覇を達成した高校は過去5チームありますが、うち3チームは戦前の記録です。
高校サッカーでは、2000年代に入ってからの高校選手権を見てみると、国見高校が2000年2001年と連覇をしています。しかし、2005年~2016年までの計12大会のうち10大会優勝経験校が優勝するのではなく、軒並み初優勝校となっていて、高校サッカーにおける力関係が変わりつつあり、たとえ強豪校と言えど、一筋縄ではいかない様相を呈しています。
或る年に効果のあった作戦や戦略が翌年も効果的ということはほとんどなく、そういう意味でも、毎年、毎年違った面白さがあると言えます。

高校サッカーの背景には中学サッカーがある

毎年活躍するのは簡単ではないと書いておきながら、多少矛盾するような内容になってしまいますが、千葉県の市立船橋高校、福岡県の東福岡高校、群馬県の前橋育英高校など、毎年のように注目され、優勝候補に挙げられ、そして上位に入ってくるチームもいくつか存在します。
毎年活躍するのが簡単ではない中、このように一部ではありますが、その強さをキープできているチームが存在している背景には何があるのでしょうか?
その1つには中学生年代のサッカーの盛り上がりが挙げられます。 日本サッカー協会のHPに記載されているデータのうち2005年?2015年の間の選手数を見てみると、高校生年代は10年で約2万人、小学生年代で同じく10年で約2万人、しかし中学生年代に関しては10年で5万人増えています。またチーム数に関しても高校生年代は10年で減っている一方、中学生年代は増えています。 少なくとも中学サッカーの人口が右肩上がりの状況にあることはわかります。
しかし選手とチームが多くても選手が成長できるわけではなく、指導者の存在が重要になります。 日本サッカー協会には指導者ライセンス制度があり、D級~S級までレベルに応じたライセンスを取得することができます。このライセンスの中に中学生年代に特化したA級U-15というものがあります。
年代に応じたスペシャリストを養成するということを日本サッカー協会が大切にしているということもあって、中学生年代に、優れた指導者が増えつつあるのです。チーム数や選手数、優れた指導者の増加により中学生年代のサッカーはより競争が激しくなり、その結果中学生年代のサッカーのレベル自体が底上げされていると考えられます。
そして中学サッカーで激しい競争を勝ち抜き、実力をつけた優れた選手たちが、高校生年代に参入していく。中学生年代の優秀な選手が全国レベルの強豪校に入学していくことも考えられ、激しい順位争いの中で、一部の学校ではありますが、強豪校が強豪校であり続けている所以ではないかと考えられます。

新進気鋭の高校の存在

古豪がある中、新たな高校が実力をつけ台頭してくる場合もあります。 2016年の高校選手権でいうと石川県代表の鵬学園が代表的です。
石川県の高校サッカーといえば本田圭佑選手の出身校で2014年には選手権で優勝を果たした星稜高校が有名です。星稜高校はこれまで選手権の石川県予選を17連覇していて、県内では無敵の存在でした。しかし、18連覇を阻止したのが鵬学園でした。 このような新進気鋭のチームの出現してくる背景にはその地域に圧倒的な力を持つチームがいることが重要な条件ではないかと考えられます。
以下は選手権初出場を果たした際の鵬高校に関する記事です。

鵬学園の成長の要因として、やはり星稜の存在が大きい。星稜は12年度選手権4強、13年度準優勝、14年度優勝、そして15年度も4強入りしている全国トップレベルの強豪。大黒柱のMF千葉東泰共主将も「高い壁でしたね。その壁を崩すためには自分たちまだ歴史が少ないので難しいと思っていた」と語るほど星稜は大きな壁となっていた。

出典: マイナビニュース

この記事で言われているように、強いチームの存在はその周囲のチームにも影響を与え、強いチームを越えるために練習に励むようになる。そして今回の鵬学園のように星稜高校という大きな壁を越えようとすることで実力を蓄えていったのです。
最初に紹介した青森山田の青森県もそうですが、王者として君臨するチームを乗り越えた時がその地域のサッカーのレベルが1段上に登る瞬間だと言えます。

予想通りにいかないのがサッカー

ここまで高校サッカーを取り巻く環境や過去のデータについて紹介してきました。 正直な話、2017年はこうなる!と予想をするのは難しいですし、ほとんどは当たらないものだと思います。大会前に優勝候補として強豪校の名前は毎年出てきますが、前評判通りのチームが優勝できるケースはあまりみられません。
もしかしたら強豪チームが勝つのを見るのが好きという人もいるかもしれませんが、逆に全くノーマークのチームが活躍したり、そこからプロ選手が誕生したりするのを見るのもまた楽しいものです。
すでに2017年もすでに各地で新人戦が行われており、今年の全国を目指すチームが凌ぎを削っています。春になると新入生が入部し、もしかしたらとんでもない怪物ルーキーが現れるやもしれません。
またプレミアリーグやプリンスリーグ、都道府県リーグなどのリーグ戦も始まりますし、インターハイ予選も行われます。今年のインターハイはサッカーに関しては宮城県で開催されます。まだ宮城県のチームはインターハイで優勝したことはありません。地元の力を後押しに優勝戦線に絡むチームが出てくるかもしれません。
予想通りにいかないからこそ、高校サッカーは面白いのです。群雄割拠の高校サッカーで、どんなチームが主役に躍り出るのか、そして結果だけでなくその過程にいる、敗れていったチームも含めて2017年の高校サッカーに注目してみてください。

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