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サッカーで背番号4番を背負う意味とは?

2016 7/31 18:20
サッカー
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4は守備寄りの選手が付ける

結論から言うと、背番号4番はDF(ディフェンダー)が背負うことが一般的。普通はGK(ゴールキーパー)が1番で、あとは自陣のゴールに近いポジションが若い番号を付ける場合がほとんどだ。その中でも4番はDFで、詳しく言うならばCB(センターバック)が担う。

5番も大体はCBもしくはSB(サイドバック)の選手が付ける番号だが、4と5では役割に若干の違いが出る。もちろんチームにもよるが、5番が攻め込んでくる相手に突っ込んでいって守備をし、4番がそれよりも後ろで対処を行うと思っていただければ良い。

本田が4番を背負ったマル秘エピソード

本田圭佑はFW(フォワード)/ MF(ミッドフィルダー)の選手だが、日本代表に選ばれ始めた当時、かつて彼は本来DFが付けるはずの4番を付けることとなった。

これにはエピソードがある。本田は元々エースナンバー「10番」を付けたかったらしいのだが、既に香川真司など先客がいて叶わなかった。その後、自身が好きな数字「3番」も駒野が付けており、その次に好きな数字「4番」を候補に挙げた。実は「4番」も栗原が付けていたのだが、栗原が本田に譲ることを快諾。「なりゆき」とはいえ、本田は日本代表の4番を背負うことになった。

他にも「スペイン代表のMFセスク選手を真似たのでは?」という説もあるが、今回の「なりゆき説」の方が有力のようだ。

本田選手が紡ぐ日本代表4番の歴史

かつて日本代表の4番は井原正巳(現アビスパ福岡監督)や遠藤保仁、闘志溢れるプレーで人気の田中マルクス闘莉王が背負ってきた。「アジアの壁」と称された4番の選手たちは皆守備を牽引してきたのだ。

本田が攻撃的なFW/MFの選手で、リーダーシップや高いカリスマ性を持つことは誰もが知っている。時に「ビッグマウス」と揶揄されるが、現役でありながら起業家、教育者でもある。また、「Global Adovocate for Youth(国連財団による青少年支援者)」にも就任し、MITラボ特別研究員でもある。

彼の功績が日本サッカー界に大きな影響を与え、サッカー日本代表の4番史は新たな伝説を紡いだ。