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【頑張るまっし】石川県のサッカー強豪校5選

2016 7/28 19:12
「高校サッカー 星稜」
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野球のイメージが強かった石川県の高校サッカーも、年々レベルが上がってきた。最近めきめきと実力をつけてきている、石川県の高校サッカー強豪校を紹介する。

全国制覇も果たした【星稜高校】

平成26年大会で、ついに全国の頂点に輝いたのが星稜高校。星稜高校は、いまや押しも押されぬスターとなった、本田圭佑の母校だ。その本田が在籍した時にも果たせなかった優勝を、ついに果たしたのだ。

星稜高校といえば、どちらかといえば野球のイメージが強いという人が多いのではないだろうか。しかし、実は平成11年~27年まで16年連続で石川県代表となっている。 星稜高校は全校生徒2000人を超えるような中高一貫教育のマンモス校で、スポーツにも力を入れた校風により、近年サッカー部強化が目覚ましく、その成果が花開いたのが平成26年の全国制覇だったのだ。

めきめき頭角を現す【鵬学園】

打倒星稜!と多くの石川県内の高校が目指す中で、一番近い位置にいるのが鵬学園かもしれない。サッカー部強化を掲げてまだ5年ほどしかたっていないのだが、石川県内の高校サッカー決勝で星稜と対戦するのは、この鵬学園が多い。

もしかしたら、次の高校サッカー石川県代表として久しぶりに星稜高校以外が出場するとしたら、その筆頭候補は鵬学園と言っていいだろう。中学校時代から築いてきた監督との信頼や技術向上、チームワークが武器で、結束力の強さがチームの売りだ。

野球もサッカーもどちらも強い【遊学館高校】

高校野球でも聞いたことがある人が多いであろう遊学館高校は、石川県の高校サッカーでも強豪校のひとつだ。星稜高校の壁が相当厚いがゆえに、あまり印象にないかもしれませんが、毎年だいたいベスト4には入ってくる実力のある高校だ。

スポーツ全般に力を入れる校風が特徴で、野球も全国出場を果たしている。優秀な中学生を全国から勧誘して、打倒星稜を目指して日々努力している高校生たちの集まりといえるだろう。どのスポーツでも強い遊学館が星稜を破り、サッカーでも石川県代表になるのはいつになるのか、楽しみにしておこう。

県ベスト4公立高校【県立工業高校】

石川県立工業高校は、公立でありながらスポーツ全般が強いのが特徴だ。そして、日本で最も古い工業高校としても有名である。とりわけ強いのは、男子バレーボール部で、石川県優勝も果たしている。

サッカーでは、27年大会で県ベスト4に入り、県内の公立高校の中では最も良い成績をおさめた。同時に、ベストイレブンとしても選ばれる選手が輩出されるなど、個々の能力が高いことも示された。私立高校が強豪校となりやすい石川県の中で、公立の星ともいえる存在である。

市立高校でも強い【小松市立高校】

人口5万人ほどの市である小松市の小松市立高校も、石川県高校サッカーでは名が知られた高校の一つだ。県ベスト4に入ったことがある実力の高い公立高校として知られ、公立高校から全国を目指したい生徒には人気の高い高校である。

吹奏楽部や女子ハンドボール部は県内、全国でも強豪校として名が知られています。県立ではない分、限られた予算と設備の中で生徒たちが一丸となって日々努力し、私立の厚い壁に挑む姿は、応援したい気持ちになる。



石川県の高校サッカーといえば星稜高校といっても良いくらい、星陵の連続出場記録は続いている。その厚い壁を越えようと、私立、公立校それぞれががんばっていることがお分かりいただけただろう。今年はどの高校が代表となるのか、楽しみに応援していこう。