サッカーにおいてサポーターとは
サポーターという言葉はスポーツにおいて、昔はサッカー選手にだけに使用されていた言葉ではないだろうか。ではなぜサッカーではサポーターというのかという事だが、それはクラブを支えている存在であり、応援するだけではないという事なのだ。
これはファンという言葉と線引きをするには非常に難しいところでもあるかもしれないが、ファンはサッカーを好きな人であり、サポーターはそれよりも熱狂的である特定のクラブチームのみを支持している人となる。サポーターの直訳は支持者という事になる。現在ではサポーターという言葉はサッカーだけでなく、さまざまなスポーツにも用いられるようになってきている。
サッカーのサポーターは日本よりも南米の方が凄い
普通にサポーターというと日本では、ファンという言葉と同じだと思う人も多いのではないだろうか。だが、南米ではサポーターは選手を作っていると言っても過言ではない程、いなくてはならない存在であるという。試合においては、選手の1プレーごとにサポーターからのやじもあるし、そのサポーターに認められないとプレーをしづらい状況になる事もあるくらいだ。日本では到底真似できない事が、南米では当たり前のように行われている事があるのが現状だ。
サポーターのイメージはクラブのイメージでもある
何度か観戦に行った事がある方は分かるかもしれないが、スタジアムが満席で盛り上がっている試合と、ガラガラの試合とでは観戦する側からのイメージも全く違ったものになる。プロスポーツにおいて、応援は非常に大切なんだと思わされるのがこの時だ。ここがサポーターの存在価値が大きく変わる場面でもある。
クラブにとってサポーターの存在で他の観客の動員数を上げる事も実際にある。やはり盛り上がっているクラブチームの試合は試合だけでなく、応援も見所になってくるからだ。大きな旗や歓声、笛や太鼓での応援に力を入れているサポーターがいるクラブは非常に大きな効果をもたらし、動員数も増える傾向にあるとされている。
過去にはサポーターで衰退したクラブも
これまでの事でサポーターがいかにクラブにとって重要な存在か、理解していただけただろうか?。サポーターがクラブにとって非常に良い傾向をもたらしている場合もあるが、それとは逆に心無いサポーターのせいで、クラブが衰退してしまう事態も実際にあった。一部の自分勝手なサポーターがいる事も事実だ。
クラブの方針では盛り上がる応援をしてもらいたいと思っていても、指揮をとっているサポーターのセンスがなかっただけに人気のあったクラブの雰囲気が冷めきってしまい、人気だけでなくそのクラブの実力もどんどん低迷していった、という事があった。クラブにとって人気になるも観客動員数を上げるのも、サポーターあってこそのものだという事が分かる。
まとめ
サッカーにおいてサポーターがどれだけ重要な存在で、なくてはならないのかが理解できたのではないかと思う。プロスポーツチームにおいて、実力だけではなかなか人気を獲得できないのも事実だ。今後はサポーターの役割も、また違ったふうに見ていく事ができるのではないだろうか。