常識を覆したプレイヤー!ロベルト・カルロス
サイドバックの常識を変えた選手として、やはりロベルト・カルロスを真っ先に思い浮かべる。圧倒的なスピードでサイドを駆け上がる姿は、どこか弾丸を思わせるようなプレイぶりだった。
また、体格にも恵まれていて、あたりにも強いのが印象的だ。
図太い脚から繰り出されるフリーキックは脅威の的だった。フランス戦で決めたありえない弾道のフリーキックは、今でも語り草となっている。
今の現役プレイヤーの中でも、ロベルト・カルロスに憧れている選手が多いのだ。
Photo by mooinblack / Shutterstock.com
サイドバックというと、かつては稀に前線まで飛び出てクロスを上げるだけの選手というイメージだったが、1990年代からその流れが大きく変わった。 今回は、サイドバックの名選手たちを紹介する。
サイドバックの常識を変えた選手として、やはりロベルト・カルロスを真っ先に思い浮かべる。圧倒的なスピードでサイドを駆け上がる姿は、どこか弾丸を思わせるようなプレイぶりだった。
また、体格にも恵まれていて、あたりにも強いのが印象的だ。
図太い脚から繰り出されるフリーキックは脅威の的だった。フランス戦で決めたありえない弾道のフリーキックは、今でも語り草となっている。
今の現役プレイヤーの中でも、ロベルト・カルロスに憧れている選手が多いのだ。
元祖の攻撃的サイドバックといえば、ブラジル代表でも活躍したカフーがいる。スペシャリティのある選手ではなかったものの、タイミングの良い駆け上がりで多くのチャンスを演出していた。クロスの正確さもカフーの魅力であり、攻め上がったからには確実に仕事をして帰ってくる、そんなイメージだった。
かつては日本への移籍話もあり色めき立ったが、結局は実現しないまま現役引退した。今でも生でその姿を見たかった、と思わせる選手だ。
サイドバックも大柄な選手が増えているが、ドイツ代表のフィリップ・ラームは小柄な選手だ。ただ、当たり負けするところは見たことがないほどのタフな選手なのだ。また、かつては中盤の選手であったこともあり、試合を組み立てることができるのも特徴だ。パスの出せるサイドバックは斬新すぎだ。キャプテンシーの強い選手である点も見逃せない。
小柄でも世界と対等に戦えるという点では、日本人選手も真似しやすい選手であるといえる。
サイドバックといえば地味であり世界にも通用しない。そんなネガティブなイメージがつきまとっていた中で、その常識をぶち破った選手が現れた。それが長友佑都だ。圧倒的なスタミナを武器に、試合中も常に走り回りスプリント回数も多いのが特徴だ。また体の強さも魅力的で、体幹というフレーズは長友が広げたといっても過言ではない。
今でもインテルでスタメンで出場し続けるあたりに、長友が単なるサイドバックではないことを物語っている。
長友佑都と共に、日本のサイドバックの常識を変えたのが内田篤人だ。その可愛らしいルックスでアイドル的人気を誇っているが、もちろんビジュアルだけでなく実力も高いのだ。特に守備面での活躍が目立つ選手であり、クレバーなプレイもこなす。そのギャップがまた人気の秘密なのだ。
メンタルが強い選手でもあり、劣勢に立たされたシーンでもチームを鼓舞する献身面も評価できる。怪我で永らくプレイしていないが、是非復活を果たして欲しい。
サイドバックは年々大柄化しているが、奇しくも今回紹介した選手は小柄な選手が多い。背の高い選手はどこかもっさり動くというイメージがあるのだが、今後は今回紹介した選手を凌駕するサイドバックも登場することだろう。