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【検証!】なでしこリーグの優勝チームを分析して見えてきた傾向

2016 10/12 03:34
女子サッカー
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Photo by ostill/Shutterstock.com

なでしこリーグへの理解を深めるために、優勝チームの傾向を知りたいと思わないだろうか? この記事では、なでしこリーグの過去の優勝チームを分析して、優勝チームの傾向を考察する。

そもそもなでしこリーグの構成チームは?

なでしこリーグとは、日本の女子サッカーリーグのことを指し、1部リーグと2部リーグで構成されている。


    《1部リーグ》全10チーム

  • ベガルタ仙台レディース
  • 浦和レッドダイヤモンズレディース
  • ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
  • 日テレ・ベレーザ
  • アルビレックス新潟レディース
  • AC長野パルセイロ・レディース
  • 伊賀フットボールクラブくノ一
  • コノミヤ・スペランツァ大阪高槻
  • INAC神戸レオネッサ
  • 岡山湯郷Belle

  • 《2部リーグ》全10チーム

  • ちふれASエルフェン埼玉
  • スフィーダ世田谷FC
  • 日体大 FIELDS 横浜
  • ニッパツ横浜FCシーガルズ
  • ノジマステラ神奈川相模原
  • セレッソ大阪堺レディース
  • ASハリマアルビオン
  • FC吉備国際大学Charme
  • アンジュヴィオレ広島
  • 愛媛FCレディース

INAC神戸レオネッサ最強時代

弱小チームからスタートしたINAC神戸だが、2008年に川澄奈穂美と海堀あゆみがチームに加わってから頭角を現しはじめた。
そして、3年後の2011年に日テレベレーザから澤穂希、大野忍、近賀ゆかり、南山千明が移籍。その年に初となるなでしこリーグ優勝に輝いた。翌年の2012年には、17勝1分の無敗で完全優勝を達成。2013年シーズンでは、2位の日テレベレーザに勝ち点10以上も引き離し優勝し、見事3連覇を達成した。
この3年間は、まさにINAC神戸レオネッサの最強時代と言っても過言ではない。

浦和レッズレディースの優勝の秘訣は失点の少なさ

2011年から2013年まで3連覇を果たしたINAC神戸レオネッサ。翌年も優勝候補として挙げられたが、2連敗を3回も喫するなど成績は不振。そこで頭角を現したのが、浦和レッズレディースだった。
なでしこリーグのレギュラーシーズンこそ3位で終了したものの、その後、レギュラーシーズンの上位6チームで行われる「なでしこリーグエクサイティングリーグ上位リーグ」で見事優勝。特筆すべき選手がいないばかりか、2013年シーズン終了後に中心メンバー6人が退団し、平均年齢の急激な若返りが起こり、再出発を余儀なくされた中での年間優勝だった。
降格争いにも名を連ねた浦和レッズレディースが優勝できた理由は、失点の少なさに他ならない。レギュラーシーズンでは18試合で失点11。エキサイティングリーグでは10試合で失点8。1試合平均失点は1を下回り、10チーム中、最も失点の少ないチームになった。一方、レギュラーシーズン優勝の岡山湯郷Belleは18試合で失点25。エキサイティングリーグでは10試合で失点13。このディフェンス力こそ優勝の源と言えるだろう。

澤穂希の存在が大きなカギとなることが判明!

なでしこリーグ所属10チーム中、過去、最も多くタイトルを獲得している日テレベレーザ。なでしこリーグに改名してからは優勝と2位しか経験していない、まさしく常勝軍団だ。その源は、下部組織である日テレ・メニーナの存在。厳しい入団テストにより選ばれた選手のみで構成されており、高いクオリティで裏打ちされたパスサッカーは、日テレベレーザのスタイルを受け継いでいる。
そしてなによりも、澤穂希の活躍が大きいだろう。2005年?2008年(2005年はL・リーグ)に4連覇した際は、澤穂希が中心メンバーとして活躍。2011年にINAC神戸に移籍してからは、日テレベレーザは4年連続で優勝から遠ざかっていることからも、澤穂希の貢献度が大きかったと言えるだろう。

まとめ

やはりなでしこリーグには澤穂希の存在が大きかったことが分かる結果となった。 すでに引退してしまった彼女だが、今後の女子サッカー界へのつながりにも目が離せない。

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