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スキー競技の原点!クロスカントリースキーとは

2016 11/19 13:39
スキー
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Photo by Mikael Damkier/Shutterstock.com

スキーといえば雪山を降りてくる競技をイメージしますよね。しかし“クロスカントリースキー”は上り坂もあり、起伏に富んだコースが特徴。またスキーの原点とも呼ばれており、技術と肉体的な鍛錬が要求されます。そんなクロスカントリースキーの魅力やルールなどをご紹介します。

クロスカントリースキーとは(1)歴史ある“スポーツの王様”

ヨーロッパでは“スポーツの王様”と呼ばれるクロスカントリースキー。その起源は古く、紀元前2000年頃にスキーが使われた痕跡が発見されています。またスカンジナビアにある洞窟では、岩に刻まれた彫刻“ペトログリフス”にも描かれています。
クロスカントリースキーはスウェーデンやノルウェーなどの雪のある北欧で誕生し、かつてはスポーツとしてではなく移動手段として利用していました。やがてスキー用具なども進歩し、生活の一部だったスキーもレジャーやスポーツとして発展していきます。
そして1776年にはノルウェーのトロムソで最初のスキー大会が開かれ、1924年にはオリンピック種目となりました。

クロスカントリースキーとは(2)道具の進化

長い歴史をもつクロスカントリースキー。誕生したばかりの移動手段の一部だった頃は、動物の骨などを自分の足に巻きつけて使用していたとされています。やがて現在の形の原型となる木の板などに変わり、より快適に滑走できるようになりました。
現在ではスキー板の材質は木だけでなく、グラスファイバーやケプラーなどが使用され、より滑りやすく軽くて丈夫になっています。
国際スキー連盟が定めるクロスカントリースキーの基準は、スキー板の全長が身長からマイナス100mm以上と決められています。形状は真ん中あたりが厚みがあり、前後は薄いアーチ状のスキー板となっています。最低重量も決まっており1セットが750g以上。伝統的なクラシカル走法で使用するスキー板は、長めで軽く反りが大きいのが特徴です。

クロスカントリースキーとは(3)種目と走法のルール

起源でもご紹介したとおり、クロスカントリースキーは雪上での移動手段としてはじまったスポーツ。よって“スキーの原点”という考え方のため、種目ごとに走法が決められています。
もっとも代表的で伝統のある走法で競う「クラシカル」は、足を左右交互に滑らせる走法は禁止です。また走法に決まりのない「フリー」もあります。
そしてコースの前半と後半で「クラシカル」と「フリー」を組み合わせた「パシュート」、「リレー」や「スプリント」などの種目もあります。

クロスカントリースキーとは(4)起伏に富んだコースが特徴

一般的な滑り降りるスキー競技と違い、登りもあるクロスカントリースキー。自然を生かした一周5kmほどのコースが設置され、競技が開催されます。
アップダウンのある起伏に富んだコースのため、80mから100mほどの高低差があり、「クラシカル」のレースの場合はコースに滑走用の溝が掘られています。
また「フリー」でも下り坂などに溝があります。またスキーの競技といえば“ゲレンデ”で開催されるイメージですが、クロスカントリースキーは公道や公園の林道などに専用のコースが設置されるのが特徴です。

クロスカントリースキーとは(5)観戦のポイント

クロスカントリースキーの楽しみ方は、走法やスキー用具などのルールさえ理解すればあとは簡単。
選手が同時にスタートする「クラシカル」や「フリー」、そして「スプリント」に「リレー」などはゴールした着順で勝敗が決まります。同時にスタートすることにより、雪上のマラソンとも称されるクロスカントリーは、選手の駆け引きやスパートを仕掛けるタイミングなどが楽しめます。
また「パシュート」は時間差をおいてスタートしますが、タイムで着順がわかるためにシンプルでわかりやすいです。

まとめ

クロスカントリースキーの歴史や魅力、ルールなどをご紹介しました。クロスカントリースキーは技術だけでなく、タフで肉体的な試練も要求されるスポーツです。オリンピックで日本人が金メダルを獲得したことはまだありませんが、徐々にその差は縮まっており、次の平昌オリンピックでは金メダルが期待されています。

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