ラグビーにおける聖地とは?
一言で聖地と言っても、人によってその捉え方は変わるかもしれない。
現役のラグビー選手にとっては、自分が出場を夢見る大きな大会が開催される会場が聖地になるかもしれないし、ファンにとっては偉大な記録が作られた場所が聖地ということになる可能性もある。ラグビーの合宿場がある菅平を聖地とする声も聞くことができるだろう。
しかし、基本的に日本においてラグビーの聖地と言う場合には、全国大会が行われるラグビー場を指すことが多いようだ。
出典 Scott's Shotz Photography/Shutterstock.com
どのスポーツにも聖地と呼ばれる場所はあるだろう。そこは、古くからの歴史がある場所かもしれないし、幾多の名場面が生まれた場所かもしれない。
そこで今回はラグビーに注目。国内外のラグビーの聖地を紹介する。
一言で聖地と言っても、人によってその捉え方は変わるかもしれない。
現役のラグビー選手にとっては、自分が出場を夢見る大きな大会が開催される会場が聖地になるかもしれないし、ファンにとっては偉大な記録が作られた場所が聖地ということになる可能性もある。ラグビーの合宿場がある菅平を聖地とする声も聞くことができるだろう。
しかし、基本的に日本においてラグビーの聖地と言う場合には、全国大会が行われるラグビー場を指すことが多いようだ。
花園ラグビー場は、大阪府東大阪市にあるラグビー専用のスタジアムだ。花園中央公園が隣接しており、周辺には野球場やスポーツセンター、美術センターなどがある。
花園ラグビー場の歴史は、1929年の開場から始まる。1963年には全国高等学校ラグビーフットボール大会がこちらの会場で開催されるようになり、同大会が「花園」と呼ばれる由来にもなった。そのため、全国大会出場を目標にしている高校生にとっては、まさに聖地となっている。
東京都の明治神宮外苑にある秩父宮ラグビー場も、ラガーマンにとっての聖地といえるだろう。その歴史は古く、1947年に同地に東京ラグビー場として建設されたことから始まる。その後、1964年の東京オリンピックではサッカーの会場として使用された歴史もあるが、現在では関東を代表するラグビー場として定着している。
ラグビーの聖地と呼ばれる理由としては、ジャパンラグビートップリーグの試合や、日本代表による国際試合など、数々の大会が開催されていることが挙げられる。
国立競技場が国内のスポーツ競技場の最高峰であると認知され始めたのは、アジアで初めてのオリンピックとなった東京大会が開催された1964年だ。ラグビーだけでなくサッカーや陸上など、さまざまな競技がこれまでに行われてきた。
ラグビー専用競技場ではないのにラグビーの聖地として認識されるようになったのは、ラグビー日本選手権大会やラグビー大学選手権大会が開催されるようになった影響が大きいようだ。特に、大学生のラガーマンにとっては憧れの地と言えるだろう。
トゥイッケナム・スタジアムは、ロンドンの郊外にあるラグビー専用のスタジアムだ。ラグビー発祥の地であるイングランドのラグビー専用競技場ということで、世界的に有名な場所でもある。ラグビー・イングランド代表のホームスタジアムでもあり、1991年と2015年のワールドカップでは、決勝戦の会場としても使用されている。
また、トゥイッケナム・スタジアムの中には、ワールドラグビー博物館があり、初めて開催された国際試合の資料などを見ることができる。
ラグビーにおける聖地を4つ紹介した。ラガーマンにとっては、どこも憧れの地と言うことができるのではないだろうか。
また、毎年大きな大会が開かれる会場ばかりなので、テレビ観戦などで見かける機会もあるかもしれない。