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女子ラグビーワールドカップ2017の優勝を大胆予想

2017 4/20 11:07kinsky
ラグビー
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Photo by A_Lesik / Shutterstock.com

8月にイングランドで開催される「女子ラグビーワールドカップ2017」は、4年に1回行われる女子ラグビー世界一を決める大会です。日本が4大会ぶりに出場することが決まっているこの大会の優勝の行方を、大胆に予想します。

これまでの8大会で、ニュージーランドが4回優勝

ラグビーの女子ワールドカップは第1回が1991年にウエールズで開催されました。以来、3年ごとに開催され、2017年の大会は8回目になり、出場国数は12カ国です。これまでの7大会でニュージーランドが最も多い4回の優勝を飾り、1998年から2010年まで4回連続優勝という記録を打ち立てました。
続いてラグビー発祥のイングランドが1994年大会と前回の2014年大会を制しています。アメリカは優勝1回で第1回大会の覇者です。イングランドは準優勝も4回あり、8回大会中7回決勝のピッチに立っています。

女子ラグビーの競技人口は世界中で200万人以上

世界における女子ラグビーの競技人口は200万人以上と言われています。7人制ラグビーがリオ五輪で採用されたことで注目が集まり、他の競技からラグビーに転向するアスリートもどんどん増えています。今回W杯に出場することで、日本でも競技者やファンが徐々に増加しています。
前回のW杯はフランスで開催されましたが、決勝のイングランド対カナダ戦は2万人がスタンドで観戦しました。2017年大会の決勝が行われるアイルランドのスタジアムは1万8千人の収容能力があります。

2017W杯で、日本はフランスなど強豪が入ったC組に決定

2017年W杯出場国12カ国が決定したのに伴い、2016年11月に予選プール組み合わせ抽選会が行われました。その結果、プールAにはカナダ、ニュージーランド、ウエールズ、香港が入りました。プールBはイングランド、アメリカ、イタリア、スペインの4カ国。プールCはフランス、アイルランド、オーストラリア、日本となりました。
試合の勝者には4ポイント、引き分けが2ポイント、敗戦が0ポイントで、これにボーナスポイントを加えた総ポイント上位4カ国が決勝ラウンドに進出します。

W杯優勝候補の筆頭は世界ランク1位のニュージーランド

ラグビーの国際統括団体「ワールドラグビー」が発表した15人制女子ラグビー世界ランキングによると、2016年2月時点で、第1位はニュージーランドとされています。ワールドカップでの優勝4度という実績もあります。
2014年大会は5位という成績に終わりましたが、1990年以降の国際大会では62勝9敗と群を抜く成績です。対イングランド戦は14勝7敗ですが、他のチームに対してはアメリカとアイルランドにしか負けていません。チームのニックネームは「ブラックファーンズ」で、W杯の優勝候補筆頭です。

日本の相手国は全て世界ランクで上位国

「女子ラグビーワールドカップ2017」に出場を決めた日本のサクラフィフティーンズですが、2017年4月現在、世界ランキング内でも上位にはいません。同じC組のフランス、アイルランド、オーストラリア、対戦する3カ国全て日本よりも格上なのは間違いないのです。
日本にとってはまず、予選を突破することが目標ですが、かなりハードルが高いものと言えます。しかし、男子がW杯で世界3位の南アフリカを破ったように、女子もパス回しの技術や走力で上位国を打ち破ることが不可能とは言えません。

まとめ

「女子ラグビーワールドカップ2017年」の予選プール組み合わせが決定し、日本は強豪がひしめくC組となりました。まずはランク上位の一角を崩し、予選突破を引き寄せることが目標となります。優勝の行方や日本の戦い方などについて解説しました。