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2017女子ラグビーワールドカップに挑む日本代表の注目選手とは?

2017 4/20 11:07kinsky
ラグビー
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Photo by Mark Herreid / Shutterstock.com

2017年8月にアイルランドで開催される「女子ラグビーワールドカップ2017」で、アジア・オセアニア地区予選を1位で突破した「サクラフィフティーンズ」が世界の強豪に挑みます。そこで、日本チームの注目選手を紹介します。

斎藤選手は日本チームのキャプテンとしてチームをけん引

ワールドカップ出場をかけたアジア・オセアニア地区予選の日本代表キャプテンとして大活躍したのが斎藤聖奈選手(住友電装)です。大阪府出身で24歳。大阪体育大学時代から日本代表入りをしていました。
ポジションはフォワード(FW)で、2012年の女子アジアラグビーチャンピオンシップ、準優勝に貢献したのを始め、2013年にはW杯女子ラグビーアジア予選の準優勝メンバーとしても活躍。そして、今回の地区予選ではチームの司令塔となって、見事W杯出場切符を手にしました。

鈴木選手は新体操からラグビーに転身。攻守に強いのが魅力

鈴木実沙紀選手は神奈川県出身で24歳。市立船橋高校から関東学院大学に進み、2012年には20歳で15人制女子代表の主将を務めました。ポジションはフッカー(HO)で、アタック、ディフェンスともに強いのが鈴木選手の特徴です。
中学1年生まで新体操を続けており、授業の一環として参加したラグビーに魅了され、ラグビー一筋になりました。W杯アジア・オセアニア予選の対香港戦では、試合開始早々の前半3分にトライを決め、試合を有利に運ぶ重要な役割を果たしました。

桑井選手は陸上円盤投げで培ったパワーが持ち味

桑井亜乃選手は北海道幕別町出身で27歳。リオデジャネイロ五輪のサクラセブンズメンバーとしても活躍しました。帯広農業高校から中京大学に進み、一貫して円盤投げの選手で国体出場経験もあります。
中京大卒業後に立正大学大学院に進みますが、ここでラグビーと出会います。リオ五輪で7人制ラグビーが採用されたこともあり、代表入りを目指して練習を重ね、見事メンバー入りしました。スピードとパワーが持ち味で、現段階でW杯のメンバー入りが確実とされています。

清水選手は19歳で代表入り。スピード感溢れる切り札的存在

清水麻有選手は群馬県出身で19歳。東京農業大学第二高校から日本体育大学に進み、ラグビー一筋の道を歩んでいます。目標としていたリオ五輪のサクラセブンズメンバーには入れませんでしたが、W杯アジア・オセアニア予選のメンバーに選出され、先発出場した香港戦で前半と後半にトライを決めました。
身長は163センチでラグビー選手としてそれほど大きい方ではありませんが、コンタクトプレーで力を発揮し、スピードも魅力という選手です。まだ10代で、サクラフィフティーンズの切り札的存在です。

南選手は小学生から始めていた柔道でパワー&スタミナを培う

南早紀選手は福岡県出身で21歳。筑紫高校から日本体育大学に進み同大学ラグビー部のエース的存在です。3歳の頃からラグビーを始め、小学生からラグビーとともに柔道も行っており、パワフルな身体を作った原動力となっていたようです。
高校からはラグビー1本に絞り、主に7人制でプレーしていましたが、国際舞台での活躍が認められて15人制の日本代表に選出されました。W杯予選の香港戦では後半28分にトライを上げ、試合の勝利とW杯出場を決定づけるプレーとなりました。

まとめ

2002年大会以来、4大会ぶりに「女子ラグビーワールドカップ」2017年大会への出場が決定したサクラフィフティーンズ。リオ五輪での「セブンズ」が残念な結果に終わっただけに、8月のW杯ではまず1勝、そしてベスト8が目標です。メンバーから5人を抜粋して紹介しました。