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7人制ラグビーとは?セブンズのルールや魅力

2017 1/25 19:28
ラグビー セブンズ
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Photo by wavebreakmedia / Shutterstock.com

7人制ラグビーをご存知だろうか?一般的にラグビーといえば15人で行うが、約半分の7人で行うセブンズというラグビーがあるのだ。2016年のリオ五輪から正式種目にもなったセブンズの基本ルールや魅力を紹介する。

7人制ラグビー(セブンズ)の基本ルール

7人制ラグビーであるセブンズには、15人制ラグビーとは異なる基本ルールがある。
例えば試合時間、15人制ラグビーが前後半40分ずつであるのに対し、セブンズは前後半7分ずつ、決勝戦のみ前後半10分で行う。
ペナルティキックやトライ後のキックでは、15人ラグビーがプレースキックを多用するのに対し、セブンズではドロップキックのみになっている。
また、キックオフは正反対で、15人ラグビーではトライをとられた方がキックするが、セブンズではトライをとった方がキックする。

7人制ラグビー(セブンズ)の仕組み

7人制ラグビーのポジションは、フォワード(FW)が3人、バックス(BK)が4人だ。
フォワードはプロップ(PR)が2人とフッカー1人、バックスはスクラムハーフ(SH)・スタンドオフ・センター(CTB)・ウィングで構成されている。
15人制ラグビーとは人数が違うので当然スクラムを組む人数も違う。15人制ラグビーが8人に対しセブンズは3人ずつだ。
交代選手としてベンチ入りできるのは5名までとなっている。

7人制ラグビー(セブンズ)の特徴

セブンズの特徴はなんといってもそのスピード感だ。7人制ラグビーは人数が15人制の約半分、試合時間にいたっては1/5以下でありながら、グラウンドの広さは15人制と同じ100m×70mを採用している。
少ない人数、時間で広いコートを駆け巡るため、俊足な選手が活躍している。15人制でいうとバックローやバックスの選手が多い。
また、15人制よりすっきりしているためプレイが見やすくなっている。ブレイクダウンの攻防中にボールを見失うことが少なく、選手一人一人の個人技が目立つところも特徴の一つだ。

7人制ラグビー(セブンズ)の成立ち

7人制ラグビーセブンズの起源はスコットランドのボーダー地方にあるメルローズという町だ。1883年、地元の肉屋だったネッド・ヘイグとデビッド・サンダーソンにより考案された。
理由は15人制だと人数が集まりにくく大会が開催できないため、より少人数でプレイするためだ。その後1920?30年代までメルローズのみでプレイされていた。
1926年にミドルセックスセブンズという大会がイングランドで、1976年に香港セブンズ、1993年には国際大会であるラグビーワールドカップセブンズが開始された。

7人制ラグビー(セブンズ)への世間の声

歴史は古いけれども、国際大会が開かれたのは1993年とごく最近である7人制ラグビー。
そんなセブンズへの世間の声は「7人制ラグビーという競技を知らなかった」「2016年リオ五輪のために最近考案された競技なのか?」というものが多い。次いで「どう観戦していいかわからない」という声も。
実はセブンズの観衆は15人制ラグビーとは違い、ビール片手に騒いだり、コスプレで盛り上がる観客が多く見られる。また、15人制は一試合に90分以上かかるが、セブンズは約15分ととても短いので、気軽・気楽に観戦できるところが魅力の一つとなっている。

まとめ

7人制ラグビー、セブンズの基本情報について、いかがだっただろうか?セブンズと15人制ラグビーの違いは、フットサルとサッカーの関係に似ているかもしれない。五輪での活躍など、今後の国際大会が楽しみなスポーツだ。