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子どもにラグビーをやらせたい3つの理由

2016 10/17 10:21
ラグビー
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Photo by Paolo Bona / Shutterstock.com

2015年のワールドカップ以降、ラグビー人気が復活したようで、子ども向けスクールでは、受け入れを見合わせているチームも出てきた。ラグビーを習う子供はどのような変化を遂げるのだろうか。また習わせた方がいい理由は何なのだろうか。

ラグビーのイメージ

屈強な男たちが防具も付けない生身の体で、ぶつかり合いボールを奪い合う。またグラウンドを端から端まで軽やかに走る。ラグビーのイメージといえば、そのような感じではないだろうか。
「体が大きく足が速くないとラグビーは向かない」と思うだろう。確かに体型はラグビーにとっては重要な要素の1つだ。しかし、それ以上に「ラグビーが面白い!」「ラグビーが好き!」という気持ちが重要なのだ。体より心の強さが求められるスポーツなのである。

ラグビーにはどんな体型が向いているのか

ラグビーに向いている体型。それは「全て」だ。
15人でプレーするラグビーは、左右も含め10のポジションがある。それぞれのポジションに向く体型や性格は確かにあるが、子供が習う場合は大人よりも体型が年々変化していくため、ポジションチェンジをする可能性が大きい。なので、変化する「体型」よりも変わらない「気持ち」が大事だ。強い気持ちさえ持っていればずっと続けていけるスポーツなのだ。

理由1.考える力が備わる

スポーツは試合中に選手自身が考えなければならない機会が多くある。その中でもラグビーはキャプテンシーが大切にされており、基本的に試合中はキャプテンが指示を出し、レフリーと話し合う権利を持つのもキャプテンのみだ。試合中では、監督にすらその権利はない。
目まぐるしく変化する戦況を各々で分析し、協力して柔軟に対応する能力は、ラグビーをしていない時でも大いに役に立つだろう。

理由2.紳士になれる

ラグビーは、雷で順延することはあっても、雨や雪で中止になることはない。
英国で【紳士のスポーツ】と呼ばれるラグビーは、常にフェアという考えを大事にする。たとえ悪天候だとしても、それは相手チームにとっても同条件であり、一度決めたことは実行するということを大事に考えている。また、ラグビーはあれだけ激しいスポーツにもかかわらず、試合中に足を踏まれようが、顔を蹴られようが決して怒ることはない。それも選手たちの紳士的な振る舞いから来るのだ。

理由3.永遠の仲間ができる

雨の中、頭からつま先までびしょ濡れを通り越し泥まみれになって練習し、サインプレーを考え攻撃方法をめぐって対立し、合宿では寝食を共にする。ラグビーを通して同じ環境で過ごした仲間というのは、卒業や就職で遠く離れたとしても、強い絆が生まれている。歳を重ねてからも、懐かしい試合の話で盛り上がれる素敵な仲間ができるのだ。

まとめ

ラグビーは協調性を育むことのできる団体スポーツであり、自立心を養うことができる。また、身体の成長と共に心の成長も望める紳士のスポーツとして、再び脚光を浴びている。