グランドスラム優勝の実力は伊達じゃない!上地結衣選手
上地選手は日本の女子車椅子テニス界のエースと言える存在。リオ大会で同競技日本初となる女子シングルスでメダル(銅)を獲得したのを、覚えている人もいるのではないでしょうか。
また、テニスの4大大会(全豪、全仏、全英、全米)においては、シングルスでは全英を除く3大会で優勝し、ダブルスに関しては4大会全てで優勝するグランドスラムを達成するなど、圧倒的な強さを持っています。
ちなみにダブルスのグランドスラムは2014年に達成しており、史上最年少での年間グランドスラムとしてギネス記録にもなっています。世界ランク1位を経験したこともある上地選手は2020年での活躍も期待されます。
少ない競技経験ながらも大活躍!辻沙絵選手
辻選手は、リオ大会では女子400mで銅メダルを獲得。ニュースなどでもたくさん報じられましたが、辻選手はもともとハンドボールの選手で、高校時代には国体やインターハイに出場するなど、トップレベルで活躍していました。
陸上を始めたのは大学の途中からで、リオ大会当時は、陸上を始めてからわずか1年半でした。陸上経験が浅い中でのメダル獲得ということもあり、東京大会までにどのくらい成長するのか、そしてどのような結果を残してくれるのか楽しみにしたいところです。
進化し続けるアスリート!山本篤選手
山本選手はこれまでに、北京、ロンドン、リオデジャネイロと3度パラリンピックに出場し、北京大会では走幅跳びで銀メダル、リオデジャネイロ大会では4×100mリレーで銅メダル、走幅跳びで銀メダルを獲得するなど、日本のパラ陸上界を引っ張る選手の1人です。
選手として活躍する一方で、大学院の博士課程に進学し運動力学を学び自身の成績を伸ばすなど、研究者としての側面も持ち合わせる選手です。
また、最近ではスノーボードに挑戦し、2018年に開催される平昌冬季オリンピックの出場を目指すなど、陸上に限らずアスリートとして成長し続けています。そんな山本選手の東京大会での活躍を楽しみにしましょう。
東京大会での躍進に期待!瀬立モニカ選手
瀬立選手が競技を行うカヌーはリオ大会から採用された競技。リオ大会では日本人選手として唯一の出場選手でしたが、200mのスピードを競うカヤックシングルで8位に入賞しています。
瀬立選手は現在筑波大学に所属する大学生で、カヌーは過去に経験したことはあったものの、本格的にカヌーに取り組み始めたのは高校2年生の頃からです。そこからわずか数年でパラリンピック入賞を果たしたということからも、東京大会での活躍が期待されます。
また、東京大会でカヌー競技が行われるのは江東区の「海の森水上競技場」という場所なのですが、瀬立選手は江東区の出身ということで、自国であり、さらに生まれ育った地元での開催ということで、地元の声援を受けリオ大会を超える成績を残せるのか、注目が集まります。
パラリンピック初出場!ブラインドサッカー日本代表
ブラインドサッカーは2004年のアテネ大会から採用された競技で、視覚障がいのある選手が5対5で戦うフットサルに近い競技です。日本はこれまでにパラリンピックへの出場経験はなく、東京大会が初出場となります。
初出場ではありますが、近年では、障がい者のサッカーを統括する日本障がい者サッカー連盟が日本サッカーを統括する日本サッカー協会に加盟するなど、障がい者サッカーへの支援体制が整うなど、代表強化への期待が高まりつつあります。
初出場でどこまでの結果が残せるかわかりませんが、ぜひ活躍を期待したいところです。
まとめ
2020年の東京パラリンピックで活躍が期待される選手、チームを紹介してきました。自国開催でどこまで日本の選手たちが活躍できるのか楽しみな方も多いと思います。ぜひ、様々な競技の選手たちに注目してみてください。