ドラフトキングスとは?
ドラフトキングスは2012年にアメリカのボストンにおいて設立された。3人の若者によってつくられたこの小規模のベンチャー企業は、投資家たちの注目を集め事業を拡大していく。2013年にはアメリカメジャーリーグがドラフトキングスに資金(金額未発表)を投資することで、同企業の支援に乗り出した。
その後、ライバル会社を吸収しながらデイリーファンタジースポーツのプラットフォームを確立し、顧客層を拡大する。現在ではファンデュエル(FunDuel)と並び、ファンタジースポーツ産業の中で、最も大きな企業の一つになっている。(2016年11月に2社は合併に合意)
ドラフトキングスでは何ができるの?
ドラフトキングスは、ファンタジースポーツに参加するための場を提供している。
参加するためにはドラフトキングスのサイトにアカウント登録する必要がある。その後、NFLやNBA、MLBなど好きなリーグを選ぼう。リーグを決めた後は現実の選手たちの中からお気に入りの選手をピックアップしていく。必要な選手を選び終えるとあなただけの架空のチームが出来上がる。そのチームラインナップで様々なコンテストにエントリーし成績を競うことになる。
有料コンテストに参加して賞金獲得を目指す
ファンタジースポーツはスポーツくじの性質も併せ持っている。つまり、実際に賞金を得ることが可能だ。ドラフトキングスも例外ではなく、参加費を払ってコンテストに参加すれば、そのコンテストの規定に従って成績の上位者に賞金が発生する。
重要なことは、自身のチームの成績が、選んだ選手たちが現実の試合で残した成績と関連しているということだ。そのため、賞金を勝ち取るには運だけでなく、選手の目利きにも優れている必要がある。
ドラフトキングスの登録人口はどのぐらい?
2016年にドラフトキングスとファンデュエルが合併に合意した際、2社を合算したユーザー数はおよそ500万人と発表された。ファンタジースポーツに参加する人に対するアンケートで、利用しているサイトを訊ねたところ、ドラフトキングスとファンデュエルの利用者の割合が同程度であることから、ドラフトキングスの登録人口はだいたい250万人であると推察される。
一方で、北アメリカでファンタジースポーツに参加したことがある人々の総数は、5700万人程度と見積もられており、それだけ大きな産業を築いていることが分かる。
日本人でも参加できる?
2017年3月時点では、日本で使用されているデバイスからドラフトキングスのサイト上でアカウントを作成することはできない。仮に位置情報を伏せて登録したとしても、コンテストに参加する為のデポジットに規制を受ける。
ファンタジースポーツは、オンラインギャンブルの性質を併せ持っており、各国の法律を考慮した場合に違法になる可能性のあるものだ。実際にアメリカでも、州によってはデイリーファンタジースポーツのサイトアクセスが規制されている。
まとめ
ファンタジースポーツの大手サイトを運営するドラフトキングスを紹介した。海外では1億円以上の賞金を獲得する参加者が現れるなど大きな話題になっている。今後、日本においても導入されるかどうか、注目されるところだ。