ルーツは15世紀
カーリングの発祥は、15世紀にまで遡ると言われています。
当時の北欧地域でカーリングの源流が始まったとされており、諸説はいくつかありますがそれが現在有力となっているのです。
当時はもちろんリンクはありませんから、川の氷上で石を滑らせる遊びをしていたということが記録として残っています。
何気ない遊びが後にオリンピックの競技になるまでに大きくなってくるということに、どこか壮大なストーリー性を感じることができますね。
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日本国内において今後のレベルの向上と競技人口の拡大が期待されているカーリングですが、そもそもの歴史はどのようなものだったのでしょうか。 本稿では、カーリングの歴史について説明していきます。
カーリングの発祥は、15世紀にまで遡ると言われています。
当時の北欧地域でカーリングの源流が始まったとされており、諸説はいくつかありますがそれが現在有力となっているのです。
当時はもちろんリンクはありませんから、川の氷上で石を滑らせる遊びをしていたということが記録として残っています。
何気ない遊びが後にオリンピックの競技になるまでに大きくなってくるということに、どこか壮大なストーリー性を感じることができますね。
北欧地域で誕生することになったカーリングは、スコットランドにおいて特に盛んになり以降はスコットランド中心に成長していくことになります。
屋外で行われるといったことは変わらなかったのですが、リンクができたり用具ができたりと現在におけるカーリングの骨格が着々と作られていったのです。
そのため、カーリングはスコットランドが育てたスポーツと言っても過言ではないかもしれません。
現在でもスコットランドで使用されている数字の単位が用いられるなど、その影響は色濃く残っています。
スコットランドから大きくなっていたカーリングは、北米にまで広がることになります。
特にカナダにおいて大きな人気を博すことになったカーリングは、国内において大きな整備が行われることになり、結果的に現在の公式ルールが誕生するまでに発達に関わることになりました。
1807年に王立カーリングクラブを設立したカナダ、1832年にカーリングクラブを設立したアメリカ、この北米の両国の影響は非常に大きく、カーリングが大きくなる歴史に欠かせない存在と言っていいでしょう。
どんどん大きくなりつつあったカーリングですが、日本においては1900年代に普及されることになります。
競技の関係上なかなか行うができなかったり、他の人気スポーツの存在から当初はあまり注目されていませんでしたが、北海道常呂町(現北見市)の積極的な取り組みによって、オリンピックで注目される程にまで知名度を上げることができました。
日本のカーリング選手の大半が常呂町出身なのは、そういった歴史が関係しているのです。
現在のカーリングは北米、北欧を中心に人気を集めていますが、他のスポーツと比較すると人気があるものとは言い難いの現状です。
しかし、今後も競技人口を伸ばしていくことができる余地があり、そういった意味でも楽しみなスポーツであることは間違いありません。
日本においても北見市以外におけるカーリングの取り組みが盛んになり、将来的には未だに達成されていないカーリングにおけるオリンピックでのメダル獲得を果たしてもらいたいですね。
カーリングはこれからどんどん成長していく可能性を秘めているスポーツであるだけに、今後のカーリング史に日本も大きく関わっていくことを期待したいです。 それには、これからのカーリング選手たちの頑張りが重要になってくるでしょう。