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東京五輪チケット、お手頃価格は男子マラソン? 5月9日から抽選受付開始

2019 5/2 07:00田村崇仁
東京五輪チケット,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

5月9日から抽選受付開始

2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は4月18日、国内在住者向けの五輪チケットの販売方法を発表し、大型連休明けの5月9日午前10時からインターネット上の公式チケット販売サイトで抽選申し込みの受付を開始することになった。期間は5月28日の午後11時59分まで。抽選結果は6月20日に公表される。

チケットは各競技・種目の開催日や時間帯ごとに、A席、B席などの座席の種類に分けて販売され、1人当たり第1希望、第2希望を各30枚まで申し込むことが可能となるが、当選の上限枚数は最大30枚となる。

最高額は開会式の30万円

最も高額なチケットは7月24日の開会式でA席30万円、B席でも24万2000円。8月9日の閉会式もA席で22万円と高額に設定され、競技別では世界最速を決める陸上男子100メートル決勝が行われる8月2日午後やメダルの期待が高まる男子400メートルリレー決勝が実施される8月7日午後などが最高値の13万円。

男子マラソンの発着が新国立競技場で観戦できる8月9日の午前は2500円~6000円とお手頃な価格設定となった。日本勢のメダル獲得、海外のスター選手を間近に見られる競技は軒並み、入手困難な「プラチナチケット」になりそうだ。

抽選は3種類

今回の抽選対象チケットは演出が注目される開閉会式と、国際連盟のガバナンス問題で実施が凍結されているボクシングを除く32競技で(1)一般チケット(2)車いす使用者向けチケット(3)みんなで応援チケット―の3種類。

(3)は12歳以下の子ども、60歳以上のシニア世代、障害者のいずれかを1人以上含む家族やグループで応募する1枚2020円の企画チケットとなる。

家族で観戦計画

組織委は18日に詳しい申し込み方法や競技日程を掲載した公式チケット販売サイトをプレオープンした。

申し込みの前に「ID登録」と呼ばれる手続きが必要で、電子メールアドレスや住所、氏名、生年月日、電話番号などを登録する。その上で家族や仲間と観戦計画を立て、チケットの種類、席種、枚数を選択して申し込む流れだ。

受付期間中の内容変更やキャンセルは可能だが、当選したチケットは全て購入することが義務づけられる。抽選結果の通知後、7月2日までに購入手続きを終える必要があり、実際の来場者の氏名は購入手続き時に登録する。

購入方法は3段階あり、今後は公式サイトで今秋以降に先着順販売も実施。20年春以降、都内のチケット販売所でも購入できるようになる。

バスケや野球も人気

米国の「ドリームチーム」が金メダルを争うと予想される8月8日午前のバスケットボール男子決勝は最高10万8000円。競泳の瀬戸大也(ANA)と大橋悠依(イトマン東進)に期待が集まる7月26日午前の男女400メートル個人メドレー決勝なども同額となった。

金メダルが期待される8月8日の野球決勝(1万円~6万7500円)、2連覇を目指す7月27日の体操男子団体総合の決勝(1万1800円~7万2000円)なども高倍率が予想される。

メダルラッシュが期待される柔道は、決勝が行われる夜が全日程で5万4000円。男子の錦織圭、女子の大坂なおみ(ともに日清食品)の出場が見込まれるテニスのシングルスも人気が集中しそうで、決勝は1万~5万4000円の設定だ。

近代五種など安価

一方、近代五種(2500円~4000円)や射撃(2500円~5500円)は比較的安価。皇居外苑がコースの競歩はチケット販売がなく、手軽に五輪の雰囲気を体感できる競技種目もある。

今回販売されるのは全体で約780万枚となる五輪チケットのうち、日本での販売分で、申し込めるのは国籍にかかわらず日本在住の人のみ。海外在住の人はそれぞれの国のオリンピック委員会などを通じて購入することになる。

秋に先着順販売…当選後の手続きは?

抽選で全部外れても観戦するチャンスはまだある。今秋に先着順のチケット販売も予定される。ここでは今回、7月2日の締め切りまでに購入手続きを取らなかった当選者の分のチケットも回ってくる見込みだ。

当選後の手続きは現金か大会スポンサーであるVISAのカードでの購入手続きに進む。当選したチケットは全て購入する必要があり、当たった中から選ぶことはできない。不正転売を防ぐため実際に観戦する人の氏名登録も必要で、観戦当日は照合するための身分証の持参が必要となる。

枚数上限あり、再販売も可能

試合や式典ごとに1人が申し込めるチケットの枚数には上限がある。一般、車いすの人向けのチケットは開閉会式で2枚、メダルが決まる試合は4枚、その他は6枚まで。グループ観戦用のチケットはそれぞれ4枚、6枚、8枚となる。

抽選申し込みに必要なIDは1人で複数持つことはできない。登録では電話認証を行う。登録者1人につき一つの電話番号が必要となり、家庭の固定電話1台で家族全員がID登録するといったことはできない。

希望試合のチケットが抽選で外れても、A席からB席へなど、一つ下の席種でも良ければ抽選対象とすることができる。「カスケードサービス」と呼ばれる。第2希望を設定する場合は違う試合の時間帯を指定する。

チケット購入後に不要になった場合は、公式サイトで再販売が可能。手数料はかかるが、定価で引き取ってもらえる。公式サイト以外で転売は禁じられているが、急な予定などで観戦できなくなったら利用できる。

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