「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

14000人が参加する一大イベント「スポーツ祭り」を徹底解説!

2016 10/27 18:11
©shutterstock
このエントリーをはてなブックマークに追加

Photo by Pavel1964/Shutterstock.com

スポーツ好きな方へおすすめするスポーツ情報をお届けします。今回はスポーツ好きなら知っておきたいJOC主催のビッグイベント「スポーツ祭り」を紹介します。

「スポーツ祭り」とは何か?

日本にはスポーツ祭りという名前がついたイベントがたくさんあり、全国各地で行われています。しかし、今回紹介したいのはその中でも最高峰のイベント、JOC(日本オリンピック委員会)主催の「スポーツ祭り」です。毎年体育の日に、味の素ナショナルスポーツセンターや国立スポーツ科学センターなどの都内の主要なスポーツ施設を使って行われ、オリンピック選手やトップアスリートと触れ合いながらスポーツを楽しめるビッグイベントとなっています。

「スポーツ祭り」のどこがすごいのか?

JOC主催の「スポーツ祭り」がすごいのは、まず参加費が無料ということです。ナショナルトレーニングセンターや国立スポーツ科学センターといったアスリートの憧れの場所をイベントのために貸し切り、歴代のオリンピック選手や現役トップアスリートたちが参加してくれるイベントが無料というのは、JOCでなくては不可能でしょう。2015年10月12日に開催されたスポーツ祭りではのべ1万4000人が参加して、大変な盛り上がりを見せました。

「スポーツ祭り」の歩み

スポーツ祭りは2009年の体育の日に初開催となりました。もともと体育の日は1964年の東京オリンピック開催を記念して、国民がスポーツを通して健全な心身を作るという目的で作られた休日です。その趣旨を忘れないためにもこうしたイベントに参加することは大変意義があります。
第一回目のスポーツ祭りではレスリングの吉田沙保里選手が「スポーツ祭りの火」を点火する開会式、ふれあいジョギング、ふれあい大運動会、スポーツ科学ランド、体力測定などが行われ大盛況となりました。年々内容も充実して、2015年には各種スポーツ教室、アスリートのための食事体験なども行っています。

「スポーツ祭り」に参加した有名スポーツ選手たち

過去のスポーツ祭りに参加した主要なスポーツ選手たちを振り返ってみたいと思います。
2009年の第一回には吉田沙保里選手(レスリング)、畑中みゆき選手(スキー)という現役オリンピック選手と、荻原健司さん、大林素子さんなどの過去にオリンピックで活躍した有名人など12人が参加しました。2010年にはウェイトリフティングの三宅宏実選手、2011年にはレスリングの浜口京子さん、2012年には水泳の立石諒選手、寺川綾さん、2013年には水泳の瀬戸大也選手、2014年には水泳の荻野公介選手など年々参加人数も増えて、2015年には80人のスポーツ有名人、現役アスリートが参加するまで発展しています。

「スポーツ祭り」からスポーツを盛り上げる

スポーツ祭りの意義は、健康目的の運動だけでは終わらずスポーツ文化の維持、発展という部分も強くあります。たくさんの子供たちが参加するふれあい大運動会では、グループを率いるトップアスリートと作戦を練って全力で競技に参加します。
こういった普通の学校ではなかなか体験できないような経験は、子どもたちの精神的な発育にも大きな影響を与えてくれます。トップアスリートを身近に感じることで、より具体的な夢をみることができたり、どんなトレーニングをすればよいのか理解することもできます。

まとめ

「スポーツ祭り」という名前だけ聞くと普通のイベントかなと思ってしまうかもしれませんが、こんなにレベルの高いものだということを理解していただけたでしょうか?今まで知らなかった方は、ぜひチェックしてみてください。