東京オリンピック誘致のメリットとデメリット
2020年の東京でのオリンピック開催に向けて、徐々に国民のオリンピックへの関心も高まっていますが、オリンピックの開催には、開催国にもたらすメリットとデメリットが存在します。関係施設の建設にともなう雇用の増加などの経済的効果をはじめとしてさまざまなメリットが存在しますが、その影に治安の悪化やテロの不安などのデメリットが内在するのも事実です。
オリンピックに限らず何事もそうですが、メリットとデメリット片方だけにとらわれてしまうと、正確な全体像がつかめません。デメリットがあるということを認識したうえで、どんなメリットがあるのか具体的に上げていきましょう。
東京オリンピックのメリット・関連施設工事にともなう雇用の増加
まず最初にあげられるのは、オリンピックの会場などの関連施設工事にともなう雇用の増加です。通信設備などのインフラの整備も行われるほか、コンクリート材、鉄財、木材などの建築資材の需要も膨大な量にのぼり、建設業界の各方面での大きな経済効果が見込めるでしょう。
また、ロンドンオリンピックでは、スラム地域を再開発して兆単位の経済的効果をあげたといわれていますが、日本でも同等以上の効果が見込めるはずです。失業率も確実に下がることでしょう。
東京オリンピックのメリット・海外観光客の増加
世界各国から、オリンピック開催地へと向かう観光客が押し寄せることになります。海外観光客向けの宿泊施設やお土産店などの売り上げは確実に上昇の一途をたどり、それにともないこの方面でも、設備の増設や雇用の増加がみこめるでしょう。
通訳やガイドといった職業の求人もかなり増えることが予想されるので資格を取得する人間が増え、専門学校の入学希望者も増加。水に描かれた波紋のようにさらに経済効果は広がりをみせることでしょう。
東京オリンピックのメリット・スポーツ人口の底上げ
オリンピックが東京で開催されるとなるとオリンピック公式種目への注目度も上がり、サッカーやバレーなど人気の種目での若年層の興味が高まってきます。「大きくなったらオリンピックに出たい!」と夢見る少年少女たちが、各スポーツ教室の門戸を叩くケースが増え、将来日本のスポーツ界を担う人材が数多く育成されていくことになります。
人材育成と経済効果、ふたつの相乗効果で更にオリンピックへの熱は高まっていくことでしょう。
東京オリンピックのメリット・開催後の経済効果
オリンピック開催後にも残るメリットとしては、観光客の増加があげられます。「あの選手が活躍した場所を見たい」というスポーツファンや、オリンピックをきっかけに日本に興味をもった海外からの観光客が、開催後も増えることが予想されます。
その他にも、オリンピック開催にむけて交通機関や道路設備などが整備されたため、住民や通行する人間にとっては便利な環境が残されることになります。オリンピックには、開催前、開催中、開催後と、それぞれに大きな経済的なメリットが発生するのです。
まとめ
「東京オリンピック開催にはどんなメリットがあるのか?」にスポットを当ててご紹介してきましたが、いかがでしたか?オリンピックのもたらす経済効果ははかりしれないものがあります。少しずつ確実に高まっていくオリンピックムード。これからますますオリンピック情報から目が離せませんね!