ロンドンオリンピックでの動員数の例
ロンドンオリンピックでは、合計のチケット販売枚数は821万人とされている。この数は大阪の人口に匹敵する人数なので、もしこれが東京でも同じ数だけ売れたとしたら大阪の人口が全て東京に集まる事と等しい。
もちろん競技ごとに分かれると1競技につき入場できる人数は決まっているので、一度に全ての人口が来るわけではないが、それでも競技全てを通してこれだけの人数が東京に集まるとなると大変な事が予想できる。
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東京オリンピックに興味のある方へ、今回は動員数にスポットをあてたいと思う。今までのオリンピックからどれくらいの動員数があり、その問題や効果などを紹介していく。
ロンドンオリンピックでは、合計のチケット販売枚数は821万人とされている。この数は大阪の人口に匹敵する人数なので、もしこれが東京でも同じ数だけ売れたとしたら大阪の人口が全て東京に集まる事と等しい。
もちろん競技ごとに分かれると1競技につき入場できる人数は決まっているので、一度に全ての人口が来るわけではないが、それでも競技全てを通してこれだけの人数が東京に集まるとなると大変な事が予想できる。
2020年に開催される東京オリンピックでは、現在ではオリンピック期間中の観客動員数は約1000万人とされている。これは現在の東京の人口が約1300万人である事から、オリンピックが開催されている期間は東京の人口が約2倍になるという事が考えられる。
各競技ごとの観客動員数は競技会場ごとに異なるが、会場までの移動手段、宿泊施設などのさまざまな問題が浮き彫りとなってきているのが現状だ。これらの問題を解決する事が急がれている。
一番の問題は観客が移動する交通の面での問題がある。東京オリンピック開催中の1日の移動人口は約92万人とされている。これだけの人数が1日に移動するとなったら交通網はパンクする事態に成りかねない。
最も多くなると予想される移動手段としては、東京メトロと都営地下鉄だ。こちらは現在の乗客数から約10%増える可能性が示唆されている。現状でも通勤、通学の乗客数は100%を超えるなどしている地下鉄がオリンピック期間中はさらに増えるとあっては大きな課題となりそうだ。
一番人気は競技ではありませんが、やはり開会式。これには全ての選手が見れるといった事もあり、やはり人気は高く何十万人にもなる動員数になるのではないだろうか。
次に競技で一番人気なのが水泳だ。こちらは競技場の収容員数約5000人に対してチケットは8000枚から9000枚以上が売られている事からも動員数は収容人数以上と思われる。
次に陸上が人気があり、こちらは東京オリンピックに向け新国立競技場の建設が進んでいる。収容人数は約8万人程度になる見込みで、一般入場券は約5万枚ほどが発行されておりさらに増える可能性もある。
東京オリンピックでは観客動員数も多く、交通や宿泊施設等の課題がまだまだ残っている段階ではあるが、観戦に行く際には十分に注意し、観戦時にはマナーを守り観戦する事を心がけたい。
国立競技場も新しくなる事からも、オリンピック事態に興味のない人でも新国立競技場を見たいがために訪れる人も多くなると予想される。一人一人の節度のある行動に期待したい。
東京オリンピックの動員数について紹介した。オリンピック開催中は東京の人口が約2倍になる事からもインフラなどの問題、課題が多いのが現状だが、すばらしいオリンピックになることを大いに期待したい。