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東京オリンピック、会場の環境を理解する4つのポイント

2016 10/25 18:05
オリンピック 2020
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Photo by MOTOKO / Shutterstock.com

オリンピックに興味があるけど環境問題にも関心がある方へぜひ知ってもらいたいのは今行われている環境対策です。日本としてはオリンピック準備段階から環境に配慮した取り組みを行いたいと考えています。そんな日本の取り組みについて紹介します。

カーボンニュートラルってどんな考え方?

カーボンニュートラルとは、今までのオリンピックや国際スポーツ大会で主流となっていた考え方で二酸化炭素の排出量と削減量のバランスを取っていくというものです。
この考え方に基づき東京オリンピックでは建築段階からオリンピック開催中に排出される二酸化炭素を少なくし、二酸化炭素を回収する方法を模索しています。初期段階環境影響評価で東京オリンピック全体で約74万トン二酸化炭素の排出を予想していますが、排出量よりも削減量が上回ることを目標としています。

二酸化炭素削減のために低炭素化を目指す

既存の建物を最大限に活用することと競技会場を近場にすることで輸送に伴う二酸化炭素の排出を削減する取り組みをしています。既存の建物を活用すれば新たに建築する際に発生する二酸化炭素を削減することができます。
さらに輸送に伴う二酸化炭素の排出を減らすために、現在ハイブリッドカーや燃料電池自動車、電気自動車の活用を活用することを検討しています。これらの取り組みを行うことで大会全体の二酸化炭素排出を削減できると言われています。

暑さを防げ!ヒートアイランド対策

東京オリンピックは今のところ7月24日~8月9日までの開催予定です。この時期は日本はとても暑くなる時期!
ダイキンが行った東京在住の外国人に対する調査によると「自国よりも暑い」と答える外国人が88%、「耐えられないくらい暑い」と答える外国人が全体の4分の1にも占めました。なぜ日本は海外に比べ暑いのでしょうか。考えられる原因としてはビルやコンクリートで覆われた都市に起こるヒートアイランドが挙げられています。少しでも都市の暑さを解消するためにミスト噴霧を行う地域もあります。
ヒートアイランドの解消もオリンピック開催までに取り組むべき課題の一つになっています。

技術開発を進めて二酸化炭素を固定化

現在、二酸化炭素の固定化技術と呼ばれる排気ガスから二酸化炭素を分離、回収する技術がオリンピックで利用できないか検討されています。
その方法の例としては、化学吸収方法、物理吸収方法といったものが挙げられ、二酸化炭素を炭酸塩に変化させて取り出すといった方法です。これらの方法は実験段階で実用の段階ではなく、コストや必要なエネルギー面で課題が残っています。
これ以外の方法にも、森林を整備して木による二酸化炭素の吸収量を増やすといったことも検討されており、植林も進められています。

今まではどんな取り組みが行われていたの?

2006年に行われたトリノオリンピックは京都議定書発効後最初のオリンピックということもあり、この年からカーボンニュートラル計画が始まりました。フロンを使わない冷蔵技術を活用した飲食物を販売し、その他調達物質の38%にエコラベル取得製品を採用しました。
2012年のロンドンオリンピックでは土壌改善や不要になったガス管の再利用、自転車競技ではほぼ100%の自然換気で環境対策が行われました。今ではオリンピック開催では環境問題に意識を向けるということが国際的な流れになっています。
東京オリンピックでどのような取り組みが行われるのか、その取り組みはどう評価されるのか楽しみですね。

まとめ

オリンピックでは年々環境保全に対する意識が高まってきています。東京オリンピックでもカーボンマイナスを掲げ二酸化炭素を削減しようと対策をしています。成果はどれくらい発揮されるのか楽しみですね。

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