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デンマークF4参戦の女子中学生プロレーサーJuju「夢をあきらめない心で壁を乗り越えて」

2019 11/16 11:00SPAIA編集部
女子中学生プロレーサーJujuこと野田樹潤ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

来季からデンマークで開催されているF4 Danish Championshipに参戦する13歳のプロレーサーJujuこと野田樹潤選手。11月9日に行われた国内最終戦となるFORMURA UNDER17&SENIOR最終戦後にお話を伺いました。

デンマークでの目標は、まず1勝

まずは優勝(FORMURA UNDER17&SENIOR最終戦)と年間最優秀おめでとうございます。

ありがとうございます。

今回、国内でのレースの集大成としてコースレコードに挑戦されたと思いますがいかがでしたか(レースはF3Nクラスコースレコードを上回る1分24秒725で優勝)

そうですね。集大成で誰かのためにというよりも、ただ自分自身が挑戦したいとおもって走りました。

来年の2月でJuju選手は14歳になり、デンマークF4に出場できますが、以前から14歳になったらすぐに行こうと決めていたのですか?

14歳になったら、デンマークに行くと決めてたわけではなくて、いろんな条件を聞いてこれなら行きたいと思い、参戦することを決めました。場所がデンマークになったのは、いろんなことのタイミングが良かったんだと思います。

デンマークF4での最初の目標は?

腕を上げるのは当然ですが、24戦ある中で1つは勝ちたいなと思います。最初はつらい経験をすると思いますし、精神面でも大変だと思うんですけど、1つ1つ打ち勝っていって、メンタルを強くしていきたいです。

女子中学生プロレーサーJujuこと野田樹潤ⒸSPAIA

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実際にデンマークに行かれたそうですが、レースを観てどうでした?

実際に走っていないので、まだ何とも言えないんですが、日本と全然違うなと思いました。大きい違いはルールですね。来年出るレースは今出ているレースとは違って、タイヤを温めてはいけないんです。新品でも中古でも。後は、レース中にピックアップした物を取ったりしてはいけないので、滑りやすくなってもそのままのタイヤで走らなければいけません。

あとは、シーズン中に使える新品のタイヤの数が決まっていて、毎レース使える新品のタイヤは1本だけです。どのタイミングで使うかを考えないといけないのが難しいです。

夢へと向かう気持ちをしっかり持って

以前からJuju選手は同じ年のドライバーが増えてほしいとおっしゃっていましたが、その人たちに向けて伝えたいことはありますか

今やっている人や、やりたいと思っている、目指している人がたくさんいると思うんですけど、やっぱり簡単な道ではないと、自分でも思います。特に女の子は筋力の面でそう思うかもしれません。

他にも、レースを続ける中で経験しないってことがゼロに近いのが事故です。F1に行くような人たちは多分全員経験していることで、そこを目指すならいつか経験しなきゃいけないことなんだと思うんです。でも、そういったことを経験すると心が折れてしまうかもしれない。

Juju選手も事故を起こされていますよね

そうですね。これからもこんな経験を何回もしていかないといけないのか。もっと大きな事故も経験するかもしれない。そんな恐怖心がありました。このコーナーで踏み込んだら、また同じことが起きるかもしれない。恐怖心で良いタイムを出せなくなったこともありました。でも、「レースを止める?」って聞かれた時に、恐怖心に負けたくない、絶対にやめたくはないと思って打ち勝ちました。

自分の前に現れた壁を乗り越えられるように、その時に夢へと向かう気持ちをしっかり持って欲しいです。それがあれば努力だって続けられます。夢をあきらめない気持ちを持って頑張ってください。

女子中学生プロレーサーJujuこと野田樹潤ⒸSPAIA

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