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女子中学生レーサーJuju&野田英樹氏に聞く② 「世界と日本では現場の感覚が違う」

2019 8/5 06:00河村大志
インタビューに答えるJuju選手ⒸSPAIA
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チームの全てを味方にしないといけない

―ぶつかってでも前に行くスタイルはヨーロッパの選手がみんな持ち合わせていることですよね。それは日本と海外のレースに対する考え方だったり、ペナルティに対するジャッジの仕方にも違いがありますから、それは海外にいかないとわからないし学べない部分ですよね。

英樹さん:そもそも考え方が全然違う。日本はメーカーの育成でメーカーがお金出して、そのメーカーの枠に入って上に上がっていきます。

チームの中に入って、その敷かれたレースの上に乗っかっていくわけですが、世界ではそういったチャンスが少なく、親のお金であったり、小さいスポンサーをかき集めて、なんとか短時間で駆け上がっていかないといけない。そんな意識をもったドライバーがたくさんいる中で這い上がっていこうとする環境ですので、日本とは雰囲気が全然違いますよね。

日本のレベルは高いですよ。レベルは高いけど小さい時から決まったコースをずっと走って決まった顔ぶれの中で子供の時からずっと中学、高校になってもそのまま成長して行く。同じ顔合わせでやってる日本と海外とは全然違うのかなと。

インタビューに答える野田英樹氏(右)ⒸSPAIA

ⒸSPAIA

サーキットに入った時の空気が違いますよね。どんなことをしてでも俺が前にいく!と思ってる奴ばかりで、それは乗り方だけではありません。今日もここに様々な車やスタッフがいるわけですが、それを全部自分の味方にする必要があります。

例えば海外だとチームにエンジニアが一人で2台、3台見てるところもあります。そのエンジニアをいかに自分の車に集中してもらえるかというところからハングリーさが表れます。

ほっといてもやってくれるだろうではやってくれない、嫌がられるくらいそのエンジニアのそばにくっついて回って、自分の車を速くしてくれとアピールするドライバーもいます。そういうドライバーって日本になかなかいない。

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