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女子中学生レーサーJuju&野田英樹氏に聞く② 「世界と日本では現場の感覚が違う」

2019 8/5 06:00河村大志
インタビューに答えるJuju選手ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

Jujuこと野田樹潤選手とお父さんでF1ドライバー経験者の野田英樹さんにインタビューする機会をいただいた。全3回でお届けする。


女子中学生レーサーJuju&野田英樹氏に聞く①

技術だけではない世界というレベル

-昨年のインタビューでJuju選手の強みは理屈ではなく、車のポテンシャルを感覚で感じて走らせることができると教えて頂きました。一方で車の知識も必要になってくるとおっしゃっていましたが昨年の12月にセパンサーキットで初めてマシン開発のセットアップを経験されましたね。

英樹さん:年齢に応じて知識も付いてくるし理解度も高まる、ボキャブラリーも増えてくる中で、小学生の頃は感覚を磨くところでずっとやってきました。最近は中学生になって大人の会話ができるようになってきた。そういう意味ではもっと高度で難しいエンジニアリング的な会話も以前のように噛み砕くだいて話すのではなく、普通に話ができるようになってきましたね。

理屈の理解もできるようになってきた。それが今まで感覚だけで走っていたところにプラスα知識が身について、理屈もプラスされるようになってきたことにより安定性や、レース中の強さ、コンディションが変わった時の対応能力、そういうものを自分でコントロールできるようになったと思います。

前は周りが支えてコントロールしてそういう環境を作ってきたけど、自分でできるようになったところが強くなったところですね。

F3マシンに乗るJuju選手ⒸSPAIA

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─Juju選手自身にとってセパンでの経験はどうでしたか?

Juju選手:これまではこのチームとこのサーキットでしか走っていないので、チームの違いもかなり感じました。全部のチームがそうではないですが、自分がいたチームでは同じ年代のレーサーが集まっていました。自分から意見を言わないと動いてくれない、言っても動いてくれないこともありました。結果を出した分応じてくれる環境だったので走りで見せないといけない。口で言うだけじゃダメなんだなと感じました。

あとは同じ10代が向こうにはたくさんいて自分にまだ足りていないところもわかりました。それはセパンでの目的の一つでもあった高速コーナーの経験とか。1位争いをしてる子たちが持っている「ぶつかってでも前に行く」っていう気持ちが自分にはまだ足りないなと感じました。

足りないところにも気付かされたし、岡山国際サーキットは何年もずっと練習してるけど向こうに行ったら少し走ってすぐレースですって感じだから、何周も走ってタイム出してたらいけないんだなと。

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