フィジカルを鍛えて壁になろう
ディフェンスにおいて欠かせないのは「存在感」です。激しいフィジカルコンタクトにも負けないよう、身体を鍛えておくことが大切です。コツでもなんでもないかもしれませんが、この存在感がとても大事です。
当たりに強くなれば、それだけ相手の攻撃を封じられるだけでなく、存在感によって相手を威圧できるからです。
筋トレや走り込み、プロテインなどを使用しながら、少しずつ身体を鍛えていきましょう。女性の場合、筋トレをして鍛えることを嫌う方もいらっしゃいますが、目立たない程度に鍛えるだけでもかなり違ってくるものですよ。
走ろう!スタミナは守備の根幹を担う
1on1においては、技術だけでなく、相手と自分とのスタミナの差によっても勝敗が分かれてきます。激しくマークにつき続くことができれば、攻撃をシャットアウトしやすくなりますよね。
そのためにも、坂道ダッシュや長距離走を行い、持久力と瞬発力を鍛えておきましょう。試合を通して走り続けられる選手というのは、球技全般で重宝される傾向にあります。
チームの誰よりも走れる選手になりましょう!相手を激しくマークし、相手のスタミナが切れたところでボールを奪うのもアリですよ。
ロングクロスのリーチを把握しよう!
守備を担うLMF(ロングミディ)やDF(ディフェンス)の選手は、他の選手よりも長めのクロスであるロングクロスを使うことができます。ロングクロスは相手のクレイドルからボールを奪うことだけでなく、盾のように使ってディフェンス網を張るためにも使えます。
これらのプレーを効率的に行うためにも、ロングクロスのリーチを知っておく必要があるでしょう。ロングクロスをどう伸ばせば相手のクレイドルに触れることができるか、妨害できるか。これを効率的に行うには、リーチを把握しておかなければなりません。
コースを先読み!相手の目線を観察しよう
ラクロスでは、個人のクレイドルのほか、パスとキャッチによっても攻撃を展開していくことができます。多くの選手はパスをする時に必ず目線が動きますし、パスの前にも味方の位置を把握するため周りを見回すような動きをみせます。
この目線の動きをよく観察するようにしましょう。上手く観察することができれば、パスコースを先読みすることができるので、そこにディフェンスに入っていけばOKです。
特に、試合終盤になれば、相手の注意力は散漫になり、露骨な動きを見せることも増えるでしょう。ただ、目線を泳がすというフェイクをしてくる選手もいるので、選手ごとの傾向をよく観察するようにしましょう。
とにかく前に入ってコースチェック!
1on1で対峙する時は、必ず逃げないことが大切です。とにかく相手の前に入ることを心がけましょう。足の速さに自信がある場合は、後ろから追いかけて前に割り込むのもよいでしょう。
相手選手の前に入ることで、シュートコースやクレイドルするコースを妨ぎ、コースを減らすことができます。これを「コースチェック」と呼びます。
仮にあなたのコースチェックでボールを奪うことができなくても、時間稼ぎになるだけでなく、相手の攻撃のリズムを崩すことができるでしょう。
まとめ
ディフェンス時には物おじしない姿勢を貫きつつ、相手の動きを観察することがポイントになります。
そして、すかさず守備に入ること、もっと言えば試合を通して走り続けることができれば、文句のないディフェンスとなります。