関東における大学ラクロスの概要
男女にかかわらず大学ラクロスにおいてメインとなるのは全国大会へとつながるリーグ戦です。
関東の女子の場合2016年度だと1部~4部までリーグがあります。1部リーグはそれぞれ6チームで構成されるブロックリーグがAブロック、Bブロックという形であり、2部も同様に6チーム構成のブロックリーグが2つあります。3部に関しては、5チーム構成のブロックリーグがA~Dまであります。そして4部は5チーム構成のブロックリーグがA~Cの3つとなっています。1部~4部までで計59チームが戦っています。
関東の王者!明治大学
まず、紹介する強豪は明治大学です。明治大学は野球やサッカーなど、様々なスポーツでプロを輩出しているスポーツが強い大学です。女子ラクロスも、同様に全国レベルの強さを誇ります。
女子ラクロス部はこれまで、全日本大学選手権で優勝2回、大学以外のチームも参加する全日本選手権で優勝2回という成績を残しています。ちなみに、大学選手権、全日本選手権での2回の優勝はいずれも2014年、2015年の連覇によるものです。
2016年もこの両大会の決勝まで進んだものの、いずれも関西学院大学に敗れ3連覇を逃しています。それでも3年連続で全国大会の決勝に進んでいることからも、明治大学が女子ラクロスを引っ張る存在であることがわかるとおもいます。
王者にストップをかける存在?東海大学
続いて紹介するのは東海大学です。東海大学も多くの現役生やOB・OGが各種競技で活躍するスポーツの強豪大学です。そんな東海大学は、2016年に先ほど紹介した王者明治大学に唯一黒星をつけた関東のチームです。東海大は2016年のリーグで明治大学と同じ1部Aブロックに入りました。このAブロックの明治大学対東海大学の試合を3-6で東海大学が制し、Aブロック1位で上位チームによる決勝トーナメントへと進みます。
この決勝トーナメントの決勝戦で再び明治大学と戦うことになり、勝利すれば大学選手権の出場権を得ることができたのですが、残念ながら、9-5で敗れ明治にリベンジを果たされてしまいました。敗れはしたものの王者相手に勝利したその実力は本物です。
日本のラクロスのパイオニア慶應義塾大学
続いては、慶應義塾大学を紹介します。慶応大学というと学力の高い大学として有名です。そんな慶応大学は日本で初めてラクロス部を創部した大学です(男女ともに1986年創部)。ちなみに、このラクロス部創設時のメンバーが現在慶応大学の女子ラクロス部のコーチを務めているそうです。
日本のラクロスの草創期から活動している慶応大学女子ラクロス部はこれまでに、大学選手権優勝2回、全日本選手権優勝1回の成績を残しています。2017年も1部リーグで戦うので、ラクロスのパイオニアとして、活躍が期待されます。
これからに期待!日本体育大学・東京女子体育大学
最後は2チームを紹介します。日本体育大学と東京女子体育大学は、2016年冬、1年生による新人戦「ウィンターステージ」に2チーム合同で出場し、優勝しているチームです。
ラクロスは、大学から始める選手が多い競技であり、新人戦での優勝は今後の活躍が大いに期待させてくれます。
日本体育大学は、2017年は1部リーグを、東京女子体育大学は入れ替え戦に敗れたため2017年は2部リーグを戦います。
新人戦を制覇した選手たちが上級生となったときこの2チームがどのようなチームになっているのか、楽しみにしたいですね。
まとめ
関東地方のチームはこれまでに大学選手権や全日本選手権で優勝しているチームが多く、全国の中でも強豪が集う地域です。ぜひ、一度生の試合を観てみてはいかがでしょうか?