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ラクロスのルールを知って競技をもっと楽しもう!

2017 5/8 19:55m-wataru
ラクロス
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出典 Catwalk Photos/Shutterstock.com

ラクロスは、先端に網の付いたクロスと呼ばれるスティックとゴムボールを使用したスポーツだ。もともと北米の先住民が行っていた儀式的な意味合いを持つスポーツだったが、現在ではアメリカやヨーロッパを中心に、日本にまで普及している。
今回はそんなラクロスのルールを紹介する。

ラクロスの種類とフィールドの違い

ラクロスには、野外で行われるフィールド・ラクロス、屋内で行われるボックス・ラクロス、通常よりも柔らかいボールを使用する、主に子ども向けのソフト・ラクロスの、3種類がある。フィールド・ラクロスでは男子競技の場合、横約100m、縦約60mの芝のフィールドが使用される。
屋内で行われるボックス・ラクロスでは、アイスホッケーが行われるアリーナを使用することが多い。日本においてラクロスと言う場合、主にフィールド・ラクロスを指す場合がほとんどだ。

ラクロスの基本的な試合の流れ

ラクロスは先端に網の付いたスティック(クロス)を使用して、プレイヤーが相手フィールド内に設置されたゴールにボールを入れて得点を競う競技だ。
フィールド・ラクロスの場合、男子競技では1チーム10人、女子競技では1チーム12人のプレイヤーがサッカーと同じぐらいの大きさのフィールドを駆け回る。クロスを使った素早いパス回しや時速160kmを超えると言われるシュートが見どころで、地上最速の格闘技と言われている。

ラクロスの基本ルール

ラクロスは相手陣地のゴールにボールを入れる競技だが、すべてのプレイヤーがフィールド内を自由に移動できるわけではない。オフェンス時は、男子の場合6人、女子の場合7人で行う必要があり、ディフェンス時はゴーリーを含め男子は7人、女子は8人で行うことになる。陣内の規定人数に違反した場合はオフサイドになる。
また、基本的に選手の交代は自由に行うことができ、特に体力の消耗が激しいミッドフィルダーのプレイヤーは頻繁に選手交代が行われる。

各ポジションの役割

ラクロスではプレイヤーはアタック、ミッドフィルダー、ディフェンス、ゴーリーと4つのポジションに分かれ、それぞれに役割がある。
アタックは攻撃の要で、敵のディフェンスを突破しながら、ゴールを狙う。ミッドフィルダーはフィールド中央で攻守を行うポジションだ。ディフェンスは文字通り、敵の攻撃を阻止する役割を担う。ゴーリーはサッカーでいうところのゴールキーパーとなり、ゴール前で敵のシュートを防ぐことが仕事になる。

女子と男子のラクロスのルールの違い

男女でルールが違うことはラクロスの大きな特徴と言ってもよいだろう。日本で行われているフィールド・ラクロスの場合、1チームのプレイヤーの人数は男子10人、女子は12人となっている。そのため、使用されるフィールドは女子競技の方が大きいという違いがある。
男子の場合、ボールを保持した選手へのタックルやクロスでの妨害が可能なため、ヘルメットやショルダーパッドなど防具を着ける必要がある。一方女子の場合は、プレイヤーのタックルや衝突が禁止されているため、ゴーリー以外の選手は男子のような防具を使用することはない。

まとめ

ラクロスのルールを紹介したが、いかがだっただろうか?
ラクロスはスティックを使うアイスホッケーに近い競技と言われているが、固有のルールもあり、慣れないと試合を観ていても何が起こっているのかわからないことがあるかもしれない。事前にしっかりとルールを確認して、競技を楽しもう。