空手を始める目的
小さな子供から学生、社会人と空手を始めとした武道を習い始める方が多いようです。空手を始める目的、動機は人それぞれですが”強くなるため”、”いじめを克服するため”、”身体を鍛えるため”などが多いのではないでしょうか。その”強くなるため”の目的が喧嘩の人もいるでしょう。しかし、空手は喧嘩が強くなるための武道ではありません。空手にかぎらず武道は礼儀を重んじており心の強化を目的とします。その一環で体を鍛えることで喧嘩にも強くなるのです。
Photo by Satyrenko / Shutterstock.com
空手を喧嘩で使ったらどうなるのか?空手をやっている方なら一度は考えたことがあるのではないでしょうか。今回はご法度とされている喧嘩での空手使用を考えてみたいと思います。
小さな子供から学生、社会人と空手を始めとした武道を習い始める方が多いようです。空手を始める目的、動機は人それぞれですが”強くなるため”、”いじめを克服するため”、”身体を鍛えるため”などが多いのではないでしょうか。その”強くなるため”の目的が喧嘩の人もいるでしょう。しかし、空手は喧嘩が強くなるための武道ではありません。空手にかぎらず武道は礼儀を重んじており心の強化を目的とします。その一環で体を鍛えることで喧嘩にも強くなるのです。
空手を一般の場で使ったらどうなるのでしょうか。空手有段者が暴力を振るったから特別な罪で逮捕されるといったことはありません。空手、ボクシング、一般人誰が喧嘩で暴力を振るっても同じ犯罪です。法律上で空手有段者、ボクシングなどのライセンス持ちだから罪が重くなるといったことはありません。しかし、暴漢から身を守るために暴力を振るったときに一般の人であれば正当防衛と判断されるところが空手有段者などの場合に過剰防衛と判断される恐れはあります。
空手を始めることで肉体的な強さは間違いなく手に入るといえます。もちろん、真面目に稽古をした上での話です。1年空手を継続するだけで筋肉が強化され打撃技も防御も身につけば一般の人より遥かに強い肉体になっているはずです。喧嘩に必要な肉体的な強さは空手をやることで身につきます。空手は日本古来の武道ですので礼儀などを含めた精神的なことも学びます。これにより精神的な強さも手に入ります。
喧嘩では肉体的な強さと精神的な強さが必要ですが空手で同時習得は可能だといえそうです。
実際に喧嘩となった場合、数ある格闘技の中で何が最強なのでしょうか。総合格闘技では様々な格闘家が対戦していますがあくまでルールがあってのことです。喧嘩にはルールはありません。その上で最強を決めるとすれば空手は上位に来ると言われています。それは相手との距離を保ちながら攻撃が可能だからです。また、空手家は避けることよりも受けることを前提として身体を鍛えるので防御力もあると見られます。このような理由で空手が喧嘩に強い格闘技で上位に来るのです。
過去に”ケンカ十段”の異名を持っていた安田英治をご存知でしょうか。安田は大山倍達総裁も認めるほどの強さで空手の学生チャンピオンにして喧嘩のコツも知っていたようです。浅草の繁華街でヤクザ7人と喧嘩し全員を失神KOさせ、ヤクザの助っ人が10人来て大騒ぎになったというエピソードもあります。喧嘩だけでなく空手も当然強く大山道場ではナンバーワンの存在だったようです。中でも一撃の威力が強くスピードよりもパワー型だったと言われています。
空手と喧嘩についていかがでしたか。数ある格闘技の中でも空手は喧嘩の際に有利になることは間違いないでしょう。しかし、空手は喧嘩のために使用するものではありません。どの格闘技が喧嘩において最強なのか?を妄想するにとどめましょう。