スポーツエリート集団!日体大アイスホッケー部
日体大の氷上競技の実力は折り紙つき。特にスピードスケートでは圧倒的な存在であり、日本代表選手をはじめ国内トップクラスの選手を多数輩出しています。アイスホッケーにおいても優秀な選手が多いことは間違いありませんが、明治大学や中央大学といった全国トップの強豪チームに比べると、わずかに引けをとるようです。
それでも、2016年1月の大学最強チームを決める日本学生氷上競技選手権大会では、明治大学を撃破して決勝に進出。惜しくも中央大学に敗れはしましたが、創部以来初めての準優勝という結果を残すことができました。これで名実ともに、日体大アイスホッケー部が全国屈指の強豪チームの仲間入りを果たしたといえます。
日体大アイスホッケー部の過去の戦績をチェック!
日体大アイスホッケー部の過去の戦績を見てみると、リーグ全体の中では上位クラスにいることが多いようです。たとえばA・B・Cとリーグクラスが分かれている場合、Aクラスを保持しているといった具合です。
ただ、Aクラスのチームは明治大学、中央大学を筆頭に、早稲田、東洋、法政といった長い伝統を誇る強豪チームがごろごろしています。そのため、なかなかベスト4以上に進むことができていないのが現状であり、日本学生氷上競技選手権でもまだ優勝経験はありません。
日体大アイスオッケー躍進の秘密は新コーチの存在にあり!?
2016年1月の第88回日本学生氷上競技選手権で見事チーム初の準優勝という成績を残した日体大アイスホッケー部。その躍進の原因が選手たちの努力にあることは言うまでもありませんが、その選手たちを支えたのが川平誠コーチです。
名門王子製紙の選手で、長野オリンピック男子アイスホッケー日本代表選手でもあった川平コーチは、高校アイスホッケー界では最強の白樺学園アイスホッケー部のコーチを務めてきた名将です。川平コーチの指導のもと、40名を超える大所帯の選手たちが一丸となり、基礎を重視する厳しい合宿を乗り越えたことで、チームに底力がつきました。
日体大アイスホッケー躍進のきっかけとなった第88回インカレ明大戦
2016年1月に行われた日本学生氷上競技選手権大会(インカレ)は、日体大アイスホッケーの歴史を大きく塗り替える大会でした。準優勝という素晴らしい成績はもちろんですが、なんといっても国内トップチームである明治大学を破ったことの価値は、何ものにも代えがたいものがあります。
これまで開催されたインカレ88回のうち、総合優勝54回、アイスホッケーでは29回の優勝を誇る明治大学は、大学氷上競技においては名実ともに日本一であり、その実力は今も変わらず維持されています。その明治大学を準決勝で3対2で撃破した試合は、大学アイスホッケー関係者に大きな衝撃を与え、メディアでも大きく報道されました。
日体大アイスホッケーは女性優位!?
日体大には珍しい女子アイスホッケー部があります。アイスホッケーの運動部は、通常は男性のみのチームです。それだけアイスホッケーが激しいスポーツであることを意味しています。しかし、日体大に入学するような学生は、たとえ女性であっても抜きん出た運動能力の持ち主ばかり。女性のアイスホッケーチームが存在しても、まったく不思議ではないでしょう。
日体大女子アイスホッケー部は、全国屈指の強豪であり、2013年からスタートした日本学生女子アイスホッケー大会では、第3回大会で全試合無失点で優勝するという偉業を成し遂げています。
まとめ
日本体育大学アイスホッケー部の気になる情報を5つにまとめてお届けしました!
日体大といえば運動のエリートが集まる大学。そのため「さぞかしアイスホッケーも強いのだろうな」と思うかもしれませんが、意外にも苦戦してきた歴史があるのですね!
もうすぐ大学アイスホッケーのシーズン本番を迎えます。躍進する日体大アイスホッケー部の活躍に注目してみてくださいね。