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【見どころ】オリンピック・アイスホッケーを楽しむための5つのこと

2016 12/1 16:42
アイスホッケー
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Photo by Alfaguarilla/Shutterstock.com

日本のアイスホッケーは、どれほどの実力かご存じですか? アイスホッケーファンならば、オリンピックにおけるアイスホッケーについても知っておきたいところです。 今回は「オリンピックのアイスホッケーを楽しむための5つのこと」をご紹介します。

オリンピックにおけるアイスホッケーの始まり

オリンピックにおけるアイスホッケーの始まりは、1920年(大正9年)にアントワープで開催された夏季オリンピックでした。この大会では、カナダが金メダル、アメリカが銀メダル、チェコスロバキアが銅メダルに輝きました。
その後、1924年の第1回シャモニー・モンブラン大会から冬季オリンピックで開催されるようになりました。メダル争いにはフィンランド、スウェーデンなどの北欧諸国も加わり、これら国々は現在でも強豪国とされています。日本は1936年のガルミッシュ・パルテンキルヘン大会で初出場しましたが、9位タイで終わりました。

日本アイスホッケーとオリンピックの関わり

日本が2回目のオリンピックに出場したのは、1960年のスコーバレーオリンピックです。当初はカナダに19-1で敗戦、スウェーデンに19-0で敗戦、実力差がはっきり分かれていました。
しかしオーストラリア戦では13-2で圧勝し、劇的な初勝利を収めました。結果的に9ヶ国中8位という順位で幕を閉じましたが、勢いのある1勝を決めたことで「日本のアイスホッケーに秘められた可能性」が明らかになった瞬間でした。

札幌オリンピックで、世界との実力差が縮まった

1972年に開催された札幌オリンピックから、「世界選手権」と「オリンピック」が別々に行われるようになりました。しかし、オリンピックにはプロのアイスホッケー選手が参加できないルールがあり、札幌オリンピックでは、カナダを除いた11ヶ国でメダルを争うことになりました。
シードと非シードに分かれて対戦し、「決勝ラウンド」と「7~11位決定戦」の結果によって順位を決めました。日本の男子代表の最終順位は9位でした。札幌オリンピックでもメダルは獲得できませんでしたが、2ケタの得点差で負けることがなくなり、着実に世界との実力差が縮まったことがうかがえました。

日本のアイスホッケー女子の実力とは?

1998年の長野オリンピックでは、初めて女子アイスホッケーが実施されました。6ヶ国の総当たり戦によって行われましたが、日本は全敗で最下位という残念な結果に終わってしまいました。中国とフィンランドを相手に1点は決めたものの、なかなか勝利につながる試合展開ではありませんでした。
しかし、女子でも「氷上の格闘技」であるアイスホッケーで活躍することができた瞬間であり、今後の活躍も期待されるようになりました。

最近のオリンピック事情

2014年のソチオリンピックでは、日本の男子代表は1次予選で敗退してしまい、出場することさえできませんでした。しかし、女子は予選トップ通過で出場。これまで勝ち星をあげたことがなかったため、本大会での活躍が大いに期待されていましたが、残念ながら勝利を手にすることはできませんでした。
これまでのオリンピック出場回数は男子は8回で最高順位9位、女子は2回で最高順位7位。歴史的快挙である初のメダル獲得に期待がかかっています。

まとめ

いかがでしょうか? オリンピックにおけるアイスホッケーは、男女で始まった時期が異なります。 日本はメダルを獲得するまでには至っていませんが、今後の活躍に期待が高まっています。 2018年の平昌オリンピックをきっかけに、さらにアイスホッケーが盛り上がるかもしれません。