年末の大一番へ繋がる大事な一戦
浦和記念(ダート2000m・JpnⅡ)が2022年11月23日(祝・水)に浦和競馬場で実施される。過去には3歳時のヴァーミリアンやスマートファルコン、ケイティブレイブなどが制し、後にGⅠ・JpnⅠ馬にもなっている浦和最大のダートグレード競走だ。
今年は佐賀記念と白山大賞典を勝ったケイアイパープル、JBCクラシックで4着と好走したクリノドラゴン、地方勢ではJRA重賞勝ちの実績が光る大井のスワーヴアラミス、地元のタービランスなど好メンバーが揃った。このレースを制して暮れの大一番へ駒を進めるのはどの馬か。過去10年の成績から勝ち馬を導きだす。


過去10年、1番人気はケイティブレイブ(2016年)、メイショウカズサ(2021年)など【2-3-2-3】と上位を形成。2番人気は大井のハッピースプリント(2015年)が勝利を飾るなど【2-1-2-5】。連対馬20頭中19頭が5番人気以内と実力通りの結果が続いている。
3番人気は船橋のサミットストーン(2015年)やダノンファラオ(2020年)など【3-4-1-2】で基本的に人気馬は信頼していい。

所属ではJRAが14連対(栗東10、美浦4)でリード。JRA勢が6年連続で優勝している。地方馬は船橋が3連対(サミットストーン、ヒガシウィルウィン)、大井が2連対(ハッピースプリント、グランディオーソ)、浦和が1連対(タービランス)。地方馬で勝った2頭は、ともにダートグレード競走で連対実績があった。JRAの強豪と渡り合うには相応の実績が必要だ。

年齢は6歳馬が5連対でトップ。3歳馬と4歳馬が4連対で続く。他に7歳馬が3連対で、5歳馬と8歳馬がが各2連対だった。
連対馬20頭に注目すると、18頭に1800m以上のダートグレード競走で連対実績あり。13頭が前走でJpnⅠ・GI出走か、または1着だった。ここ5年では10頭中9頭が該当する。脚質は【逃げ3先行12差し4追込1】と小回りの浦和らしく、先行馬の活躍が目立っている。前々で立ち回れる器用さが必要だ。















