2000mでパワーを競う
JBCクラシック(ダート2000m・JpnⅠ)が2022年11月3日(祝・木)に盛岡競馬場で実施される。JBC競走は競馬場持ち回りで、盛岡開催は2002年、2014年に続き3度目。GⅠ(JpnⅠ含む、以下同じ)・2勝の実績が光るテーオーケインズ、今年の帝王賞を制したメイショウハリオ、さらにUAEダービーを勝ったクラウンプライド、レパードステークスの勝ち馬カフジオクタゴン、地方勢は日本テレビ盃を快勝したフィールドセンス、地元のヴァケーションなど豪華メンバーがそろった。
昨年は21回目にして初めて地方馬(ミューチャリー)がJBCクラシックを制した。地方勢の連覇か、それともJRA勢が意地を見せるのか。ダートの祭典を制するのはどの馬か、過去10年の成績から好走するデータを導きだしたい。


過去10年、1番人気はホッコータルマエ(2013年)、チュウワウィザード(2019年)が勝利するなど【3-1-3-3】と活躍が目立つ。2番人気は【1-5-1-3】で、アウォーディー(2016年)が勝利。3番人気はコパノリッキー(2014、2015年連覇)など【3-3-2-2】。連対馬全20頭が6番人気以内と実績馬が上位を形成している。盛岡で実施された過去2回は、ともに1~3着を3番人気までが占めており、人気馬は信頼できる。

所属ではJRAが19連対(栗東16、美浦3)と圧倒的な成績。他の1連対は昨年の覇者ミューチャリー(船橋)で、過去10年で3着以内に入った地方馬はほかに2019年のセンチュリオン(浦和)のみとなる。

年齢は4歳馬(チュウワウィザード、クリソベリルなど)が7連対でトップ。5歳馬(コパノリッキー、ミューチャリーなど)が5連対で続く。以下、7歳馬が4連対、6歳馬が3連対、3歳馬が1連対だった。
実績面は連対馬12頭がダートGⅠ勝ち馬。残る7頭にはダート重賞勝ちの実績があり、うち5頭にはGⅠで3着以内の実績があった。ほか、連対馬19頭が前走で1番人気か2着以内、もしくは両方の条件を満たしていた。















