豪華メンバーが集結!
3月29日(日)に中京競馬場で行われるのは、春の短距離王を決めるGⅠ、高松宮記念(GⅠ・芝1200m)である。
2019年の桜花賞馬グランアレグリア、秋のスプリンターズSでしのぎを削ったタワーオブロンドン、モズスーパーフレア、ダノンスマッシュ、それに今年のフェブラリーSを制したモズアスコットなどが登録している。昨年のこのレースの覇者ミスターメロディの存在が薄れるほどの超豪華なメンバーがそろいそう。
この難解なレースを考える上で役立つデータを見ていく。なお、中京は2012年にコースの改修工事が行われたため、過去8年のデータを使用する。
まずは「人気別成績」。
勝ち馬は1~5番人気から出ている。これはコース改修前からもそうで、6番人気以下の馬が高松宮記念を勝ったのは、1999年のマサラッキ以来出ていない。このレースがGⅠレースになったのが1996年なので、2回しか6番人気以下の勝ち馬は出ていないことになる。
短距離専科は活躍の舞台がこの高松宮記念とスプリンターズSしか国内ではないため、実力馬はここを目標に仕上げてくるということの証しだろう。
ただし、1~5番人気で決まったのは過去8年で3度のみ。伏兵には注意しておきたい。
次に高松宮記念の前哨戦といえば、シルクロードSとオーシャンS、それに加えて阪急杯あたりだろう。
それぞれの成績を見てみると、シルクロードSが率で見ると圧倒的な数字で、勝率13.6%、連対率22.7%、複勝率31.8%。
今年なぜかというと失礼かもしれないが、メンバーが豪華だったオーシャンSは勝率1.8%、連対率5.5%、複勝率12.7%と圧倒的に低い。昨年のスプリンターズSの1、3着馬タワーオブロンドン 、ダノンスマッシュ、2018年の高松宮記念3着馬ナックビーナスなどがこのデータに当てはまるので心配だが、過去にはカレンチャンが勝っているし、ハクサンムーン、スノードラゴンなども馬券圏内に来ている。
上記に挙げた馬は過去の馬券圏内に来た馬に匹敵するだけの力があるので心配はいらないか。
阪急杯組は勝率7.9%、連対率13.2%、15.8%となっている。