父をほうふつとさせる走りで重賞勝利
先週末もコロナウイルスの感染拡大を予防するため、JRAでは引き続き無観客競馬が実施された。そうした中、インターネット投票で競馬を楽しむにあたり、助けになってくれるのがAIだ。今回はKAIBAが予想した重賞2レースの結果を振り返っていく。
まずは3月8日(日)、中山競馬場で行われた弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ・芝2000m)から見ていこう。KAIBAの本命はGⅠのホープフルSで3着という実績に加え、道悪で勝利した経験も持っていたワーケア。対抗にはオーソリティ、3番手にサトノフラッグとなっていた。
先手を奪ったのはウインカーネリアンだったが、パンサラッサとディヴィナシオンもピッタリとマークし、4番手以下を引き離してレースを進めていった。上位人気の馬たちは、5番手にオーソリティ、その1列後ろにワーケア、さらに1馬身後ろにサトノフラッグという隊列。
3コーナーで各馬が動きはじめ、大外から一気に進出したサトノフラッグが直線でも力強く伸びて、2着ワーケア、3着オーソリティ以下を完封。4コーナーを回ってくる姿は、今年からレース名に名前がつけられた父ディープインパクトをほうふつとさせるものだった。
予想は▲◎○で的中したものの、上位人気の決着で3連複の配当は420円と堅かった。しかし、サトノフラッグが道悪馬場をこなせたこと、ポテンシャルの高さを把握できたことは、AIにとっても良いトライアルとなったに違いない。4月19日(日)に行われる皐月賞ではどのような予想をするのか、楽しみにしたい。