5歳馬の成績が優勢
2月23日、東京競馬場では2020年のJRAにおけるGⅠ開幕戦、フェブラリーS(GⅠ・ダート1600m)が行われる。今年は翌週にサウジアラビアで1着賞金1000万ドル(約11億円)という高額レース、サウジカップが新設されたこともあり、ゴールドドリームとクリソベリルが不在のメンバー構成となったが、昨年の覇者インティをはじめとした好メンバーがそろった。
そんなフェブラリーSについて、当日までに覚えておきたい5つのデータについてご紹介しよう。
まずは過去10年の年齢別の成績について見ていく。
3着以内に入った馬30頭中13頭が5歳馬となっており、最も良い成績。次いで4歳馬と6歳馬が6頭で並んでいた。2018年には騙馬のノンコノユメが勝利を果たしているが、牝馬は一度も馬券圏内に絡んでおらず、牡馬が圧倒的に優勢というデータが出ている。
今年のフェブラリーSには、アルクトス、タイムフライヤー、テーオージーニアス、ミッキーワイルド、モジアナフレイバーの5頭の5歳牡馬が出走を予定している。
続いて、馬券圏内に絡んだ馬の馬体重に顕著な傾向は見られたのだろうか。
勝ち馬10頭中8頭が500kg以上の大型馬。その中でも520〜529kgの馬が3勝、2着2回、3着2回と好成績。勝率13.0%、連対率21.7%、複勝率30.4%となっている。もともと大型馬が活躍する傾向にあるダート戦線だが、冬場でさらにパワー必要とされるダートコンディションになっていることが、こうした傾向に繋がっていると言ってもいいだろう。