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【AI予想】東京新聞杯はプリモシーンが勝利 先週のKAIBAの予想結果は?

2020 2/10 17:00三木俊幸
2020年の東京新聞杯を勝ったプリモシーン
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ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

安定感に期待したが……

2月9日(日)、東京競馬場では古馬によるマイル重賞、東京新聞杯(GⅢ・芝1600m)、京都競馬場ではクラシックを目指す3歳馬たちによる戦い、きさらぎ賞(GⅢ・芝1800m)が行われた。それぞれのレースについて、AI予想エンジンKAIBAが行った予想結果を振り返っていく。

まずは東京新聞杯の結果から見ていこう。レースはモルフェオルフェが前半600mを34.7のペースで逃げ、縦長の隊列で流れる。直線に向いて先に抜け出したのはレイエンダ。そこへクルーガーやクリノガウディーなども並びかけ、ゴール前は大混戦となった。その争いを制したのは、外から伸びてきたプリモシーン。近2走は2桁着順が続いていたが、ヴィクトリアマイル2着という実績のあるコースでの重賞制覇を果たした。勝ちタイムは1:33.0だった。

KAIBAの本命は、12戦中11戦で馬券圏内に好走していたレッドヴェイロン。安定感に期待して推奨したものの、直線ではエンジンのかかりが遅く、じりじりとしか伸びず9着に終わっている。

3番手に推奨したサトノアーサーは、4着と見せ場はあったものの、最終的に切れ負けした印象が強かった。それだけに、やはり良馬場よりは少し水分を含んだ馬場で、上がりが34秒以上かかる舞台が合っていそうだ。

<KAIBAの予想>
◎レッドヴェイロン
○ヴァンドギャルド
▲サトノアーサー
△プリモシーン
×シャドウディーヴァ

道中の位置どりが命運を分ける

京都競馬場で行われたのはきさらぎ賞。1番人気は前走の東京スポーツ杯2歳Sで2着だったアルジャンナ。5馬身離されたとはいえ、そのレースの勝ち馬はその後ホープフルSを勝利し、最優秀2歳牡馬に輝いたコントレイルだっただけに、今回どのようなレースを見せるのかが注目点だった。そんなアルジャンナに対して、KAIBAも本命馬として推奨していた。

8頭と少頭数のレースとなったなか、ハナを切ったのはギベルティ。2番手にストーンリッジ、3番手にコルテジアと隊列はすんなりと決まった。前半1000mの通過が1:02.0とスローで流れるなか、アルジャンナは前から5頭目でじっくり脚をためるレースを選択した。直線に向いてストーンリッジが抜け出したが、外からコルテジアも食い下がって2頭の追い比べとなった。それを制したのは松山騎手騎乗、7番人気のコルテジアだった。勝ちタイムは1:48.3。

アルジャンナは、3馬身ほど離れた外から差を詰めてきたものの、時すでに遅し。結果的に3番手、2番手を追走していた馬の決着だったことからも、展開に泣いた。

3番手には1戦1勝のトゥルーヴィルを推奨。こちらも6番手と位置取りが悪く、5着という結果に終わっている。しかし、レース内容自体は悪くないので、次走以降に期待しても良さそうだ。

<KAIBAの予想>
◎アルジャンナ
○ストーンリッジ
▲トゥルーヴィル
△ギベルティ
×サトノゴールド