後方から鋭い末脚で追い込む
10月14日(月祝)、東京競馬場ではエリザベス女王杯に向けた前哨戦、府中牝馬S(GⅡ・芝1800m)が行われた。2日前の台風の影響も懸念されたが、300mmの雨が降ったにも関わらず14日の朝には良馬場にまで回復。しかし、昼過ぎにかけて再び雨に見舞われ、稍重でのレースとなった。
1番枠から好スタートを切ったジョディーがハナを奪う構えを見せるが、結局外からエイシンティンクルが逃げる形となった。2番人気のラッキーライラックが4番手の外目、馬場予想から本命に推したレッドランディーニは9番手からレースを進める。そして2馬身後ろに1番人気のプリモシーン、データ予想から本命に導かれたスカーレットカラーは後方2番手からという展開となった。
淀みのないペースでレースは4コーナーへと進むが、隊列は変わらず直線コースへと向く。残り400mを過ぎたあたりで、ラッキーライラックが先頭へと躍り出るが、その外からフロンテアクイーンが追い上げる。しかし、さらに外から一気に追い込んできたスカーレットカラーが突き抜けて重賞初制覇を果たした。
ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
予想は、久々の予想コラムだった喜畑氏がスカーレットカラーを本命にしていた。これは的中かと思ったが、2着となったフロンテアクイーンを無印に……。前走、クイーンS組のデータがよかったので相手に選んでもよかったが、年齢のデータには合致せず嫌ったのが間違いだった。