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勝ち馬の上がり平均は32秒1 アイビスサマーDの馬場に合う馬は?

2019 7/25 11:00三木俊幸
イメージ画像ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
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ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

53秒台後半から54秒台前半での決着

今週から開催が変わり、夏の新潟開催が始まる。その開幕週を飾るのがサマースプリントシリーズの第3戦、アイビスサマーダッシュ(GⅢ・芝1000m)だ。新潟名物の直線競馬で行われる電撃のスプリント戦を制するのはどの馬なのか、今回は前後半の3ハロンタイムの差と、コース適性を重視した予想を行なっていく。

まずは過去10年の優勝馬の傾向と勝ちタイムを見ていこう。

過去10年のアイビスサマーダッシュ優勝馬ⒸSPAIA

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パドトロワ、ハクサンムーン、ベルカントなど先行力を武器としていたスプリンターの活躍が目立っている一方、ラインミーティアやダイメイプリンセスのような1000mのスペシャリストタイプの活躍も見られる。

勝ちタイムを見ると、夏の開催らしく53秒台後半から54秒台前半と速いタイムでの決着となっている。1000mのスペシャリストタイプの中には、やや時計がかかる春の新潟開催でしか経験のない馬もいるので、好走している時の持ちタイムにも注目して予想していきたいところだ。

過去10年の前半、後半3ハロンのタイムは?

続いて過去10年の優勝馬の前後半3ハロンのタイム差を比較してみる。なお、前半3ハロンのタイムについては、個別に集計することができないため、レースのラップタイムから集計している。

過去10年のアイビスサマーダッシュ優勝馬の優勝馬の前後半3ハロンと脚質ⒸSPAIA

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2009年は重馬場で行われたため、勝ったカノヤザクラの上がりタイムは34.0とかかっているが、それ以外は直線の1000m戦らしく31秒台後半から32秒台前半と速い。平均すると32.1というタイムとなっている。 また、脚質は逃げ・先行馬が6勝、差しが4勝と意外に差し馬が健闘しているのも注目だ。

新星VS昨年の覇者

今年のメンバーを見渡したところ、1000mのスペシャリストタイプが多く、それらの馬を中心に予想しようと考えた。そこで今回ピックアップしたのは1000m戦で実績のある4頭。

1000mで3着以内に好走したときの平均とベストタイムⒸSPAIA

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ライオンボスは、春の新潟開催で行われた邁進特別で15番人気ながら54.1の速いタイムで勝利。続く韋駄天Sでも53.9とさらにベストタイムを更新しての勝利を挙げるなど、直線1000mを使われてから、見違えるような強さを発揮。その2戦の上がり平均は32.1で過去10年のアイビスサマーダッシュ優勝馬の平均と全く同じ。さらに前半3Fの平均は32.3とこのレースの平均32.4とコンマ1秒差。斤量が過去2戦の53kgから56kgと3kg重くなる点が心配だが、データからはかなりの適性があるので、文句なしに本命とする。

昨年の優勝馬ダイメイプリンセスは、上がり平均が32.6とやや遅い。しかし去年のアイビスサマーダッシュを見てみると、前半32.1、後半31.8とどちらも過去の平均よりも速かったため、今年も高評価するべきだろう。

ミキノドラマーは直線1000mで3着以内になったのが7回とピックアップした馬の中では最も多い。上がり平均も32.5はライオンボスに続いて2番目に速く、前半のタイム差がこのレースの平均とコンマ2秒差。ただ、持ちタイムが54.2と遅いのは不安だ。

カッパツハッチは前走の韋駄天Sではライオンボスと僅差のレースをしている。上がり平均は32.7とやや劣るが、ライオンボスとの比較で無印にするわけにはいかない。

▽アイビスサマーダッシュ予想▽
◎ライオンボス
○ダイメイプリンセス
▲ミキノドラマー
△カッパツハッチ

今回も予算5000円のサマーSPAIAシリーズ、先週の中京記念では何とか的中させて収支をプラスに取り戻すことができたので、ここは連勝を狙いたいところ。

馬券は◎ライオンボスから馬連で、○ダイメイプリンセスに3000円、▲ミキノドラマーと△カッパツハッチに1000円ずつ流してみる。