競馬観戦したいけど、どこでどうやって見たらいい?
競馬は、全国10カ所にあるJRAの競馬場の指定されたコース・距離を複数の馬が1等を狙って競争するものです。毎週土日にレースが行われ、開催日には全国の競馬場のうち2・3カ所で、朝10時から夕方16時頃までそれぞれ12レースが行われます。
レースを観戦する方法はいくつかありますが、おすすめなのはJRAの競馬場で実際に見ること!レース前の馬を見ることもできますし、目の前を疾走するサラブレッドの美しさを直接体感できます。競馬場に行けない場合は、テレビやラジオの中継で楽しむのも一般的な方法。リアルタイムで解説が入りますので、観戦のプロたちがどのような点に注目しているのかを聴きながら楽しむことができます。そしてもう一つが、JRAホームページの「レース結果」から各レースの映像を見るという方法です。「レースの時間は忙しくて……」という場合に便利です。
競馬観戦のルールってどうなってるの?
競馬観戦時に知っておかなければならないことはいくつかありますが、今回は競馬場で観戦中に絶対してはいけないことを見ていきましょう。
まず、カメラの三脚や脚立、踏み台の使用は禁止です。レース開催中はとても混雑しますので、これらの使用は周りの迷惑になるだけでなく、使っている本人にとっても周りにとっても大変危険です。他に持ち込み禁止のものとしては、大きな音が出るもの(ホイッスル・拡声器・楽器など)や飛ばす前提のもの(ボール・風船・フリスビーなど)があります。いずれも人混みの中では周りの迷惑となりますし、うっかり音を鳴らしてしまったり手元から飛んでいってしまったりするとレースを妨害することにもなりかねません。当然、危険物の持ち込みも禁止です。
そして、写真を撮る際は決してフラッシュ撮影しないこと!フラッシュによって競走馬が驚き、公正なレースができなくなる可能性が高くなってしまうのです。競馬場に観戦に来るお客さんは皆、馬が最善の状態でレースに臨むことを前提にしています。そしてその多くはそうした前提をもとに予想を立てて馬券を購入しています。競走馬にも関係者にも、観客にも迷惑となるフラッシュ撮影は決してしないでください。
競馬観戦につきものの馬券にはどんな種類がある?
馬券は正式には勝馬投票券といいます。1頭を予測するもの、2頭を予測するもの、3頭を予測するもの、そして枠で予想するものがあります。今回は1頭を予測するものと2頭を予測するもの、そして配当が高くなる3頭を予測するものをご紹介します。
まず1頭のみを予想するものとして、「単勝」があり、シンプルにどの馬が勝つかを予想します。これに対して同じ1頭を予想するものでも「複勝」の場合は、どの馬が3着以内に入るかを予想するもので、選んだ馬が3着以内であれば的中となります。
2頭を予想するものでは、「馬単」と「馬連」、そして「ワイド」があります。「馬単」は1・2着を着順も含めて予想するもので、「馬連」は1・2着を着順に関係なく予想するものです。「ワイド」は選んだ2頭が1着2着3着のどれになるかは関係なく、とにかく3着以内に入れば的中となります。3頭を予想するものとしては、「3連複」と「3連単」があります。着順を含めて予想するのが「3連単」で、着順関係なく上位3頭を予想するのが「3連複」です。
これらのうち配当が高いのは、予想の難しい「3連単」です。そして、配当が低めなのは「複勝」。もし馬券を買うのが初めてなら、選びやすい「単勝」か予想しやすい「複勝」が良いでしょう。
競馬観戦で予想が的中!払戻はどうする?
レースが終わると、着順掲示板の到着順位が「確定」に変わります。レース確定後、もしあなたの買った馬券が的中していれば、払戻金を受け取れるのです!払戻金は馬券100円分に対する金額で、500円の馬券を買ったとすれば5倍の額を受け取れます。払戻金がいくらになるかは、競馬場やウィンズ内であれば場内のテレビモニターで確認できますし、家庭のテレビやラジオでも確定次第アナウンスがあります。
ちなみに、人気の高い馬は予想の段階で倍率である「オッズ」が低く、あまり人気のない馬はオッズが高く出ます。オッズの高い馬で的中すれば返戻金も増えるということですね!払戻金を受け取る場所はレースが開催された競馬場内の自動払戻機や窓口が基本ですが、他の場所で観戦した場合は全国のJRA競馬場・ウィンズでも大丈夫です。ただ、受取には期限がありますので、買った馬券が的中したら60日以内に払い戻しに行きましょう。
まとめ
いかがでしたか?
競馬に興味があるけどやったことがないという方でも、これを読めば意外と敷居が低いと思っていただけたのではないでしょうか。
本気で予想するもよし、第一印象で好きな馬を選んで100円だけ馬券を買ってみるのもよし、それぞれの楽しみ方で競走馬たちを応援しましょう!