重馬場のわりに上がりがかかる馬場
4月20日から始まった東京開催も今週が最終週となった。土曜日のメインレースはオープン特別のアハルテケS(ダート1600m)。ここで好結果を残して賞金を加算し、秋の飛躍に向けて弾みをつけたいことだろう。
馬場状態と適性から予想するにあたり、まずは先週ダートで行われたレース結果から傾向を振り返っていこう。
ⒸSPAIA
土曜日は雨が降り続き、不良馬場でのレースとなった。日曜日は晴れ間が広がり、後半3レースは重馬場に回復してレースが行われた。タイム面では道悪とはいえ、決して高速馬場というわけではなかった。
しかし、重賞のユニコーンSは1:35.5と一つ前の青梅特別よりも0.9秒速い決着となっており、それなりのレースレベルになればある程度速いタイムにもなる馬場だったと言えるだろう。
通常、道悪馬場になれば上がりも35秒台がマークされてもおかしくはないが、先週の上がり最速馬は、土曜2レースの未勝利を勝ったアサクサマヤの36.3秒、平均でも36.8と道悪のわりには上がりを要する馬場だった。
これが影響してか、特に日曜日は逃げ・先行馬の活躍が目立った。今週末は雨予報も出ているが、先週ほどは悪い馬場にはならないのではないかと想定しているが、いずれにしても上がりはかかり気味になると考えて予想を組み立てていきたい。