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【アハルテケS】「東京ダート1600m」「上がりのかかる馬場」にぴったりな本命馬は?

2019 6/21 11:10三木俊幸
ナムラミラクルⒸ三木俊幸
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Ⓒ三木俊幸

重馬場のわりに上がりがかかる馬場

4月20日から始まった東京開催も今週が最終週となった。土曜日のメインレースはオープン特別のアハルテケS(ダート1600m)。ここで好結果を残して賞金を加算し、秋の飛躍に向けて弾みをつけたいことだろう。

馬場状態と適性から予想するにあたり、まずは先週ダートで行われたレース結果から傾向を振り返っていこう。

6月15・16 東京ダートコースのレース傾向

ⒸSPAIA

土曜日は雨が降り続き、不良馬場でのレースとなった。日曜日は晴れ間が広がり、後半3レースは重馬場に回復してレースが行われた。タイム面では道悪とはいえ、決して高速馬場というわけではなかった。

しかし、重賞のユニコーンSは1:35.5と一つ前の青梅特別よりも0.9秒速い決着となっており、それなりのレースレベルになればある程度速いタイムにもなる馬場だったと言えるだろう。

通常、道悪馬場になれば上がりも35秒台がマークされてもおかしくはないが、先週の上がり最速馬は、土曜2レースの未勝利を勝ったアサクサマヤの36.3秒、平均でも36.8と道悪のわりには上がりを要する馬場だった。

これが影響してか、特に日曜日は逃げ・先行馬の活躍が目立った。今週末は雨予報も出ているが、先週ほどは悪い馬場にはならないのではないかと想定しているが、いずれにしても上がりはかかり気味になると考えて予想を組み立てていきたい。

スマハマがいないのなら…

事前登録の時点では、本命は迷わずスマハマに決めていたが、蓋を開けるとまさかの登録なし。これには参った。そこで繰り上げでナムラミラクルを本命に推すこととした。上がりのかかる今の馬場は合う。それに、2月10日のバレンタインS以来の出走となるが、武蔵野S3着の実績があるなど、この舞台は最も得意とする条件。もまれずスムーズに流れに乗ることができれば、好勝負になるだろう。

対抗はワンダーリーデル。ベストは1400mかもしれないが、近走オープン特別では安定した成績を残している。馬券に絡んだ時に使った平均の上がりは36.8。先行馬も多そうなので、差し脚質の中からはこの馬を狙ってみたい。

その他では、36秒半ばから37秒前後の上がりが計測される馬場よりはもう少し軽い馬場を得意としているが、能力は非凡なものがあるイーグルバローズ。

あとはゴライアスを狙ってみたい。これまで36秒台の上がりを使ったことがなく試金石となるが、レーン騎手が新たな一面を引き出してくれることに期待してみた。馬券はナムラミラクルから馬連で流してみたい。