今週末も道悪でのレースに
ノンコノユメ、ゴールドドリーム、ルヴァンスレーヴと近4年で3頭のGⅠホースを輩出している3歳限定戦の出世レース、ユニコーンS(GⅢ・ダート1600m)。7月10日に大井競馬場で行われるジャパンダートダービーの前哨戦的な位置付けのレースでもあり、今後に向けて要注目のレースだ。
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先週は金曜日に降った雨の影響もあり、土曜の東京ダートコースは不良でスタート。その後も曇り空が広がっていたものの、7レースの3歳未勝利戦からは重に回復してレースが行われた。
レースタイムを見てみると、ハイペースのレースが多かったこともあるかもしれないが、土曜の12レース、ニシノコトダマが勝利した3歳以上1勝クラスでは、レコードに0.5秒差に迫る1:16.6の好タイムがマークされるなど時計が速い馬場状態だったと言える。
また、重に回復して以降の9レースの平均上がりタイムを見てみると、36.0と速い上がりが要求される馬場となっていた。6レースが先行決着で、特に日曜の後半5レースは全て先行決着となっており、先行力プラス速い上がりに対応できる馬でなければ厳しい馬場だった。
今週末も雨予報が出ており、先週末の雨の影響も残っていることからも、重または不良でのレースとなることが考えられる。キャリアの浅い馬が多い中で、道悪適性を見分けるのは難しいが、速い上がりに対応できそうな馬を中心に予想を組み立てていきたい。