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【ユニコーンS】道悪は大歓迎? 青竜Sからの逆転を狙うデアフルーグ

2019 6/15 15:00三木俊幸
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今週末も道悪でのレースに

ノンコノユメ、ゴールドドリーム、ルヴァンスレーヴと近4年で3頭のGⅠホースを輩出している3歳限定戦の出世レース、ユニコーンS(GⅢ・ダート1600m)。7月10日に大井競馬場で行われるジャパンダートダービーの前哨戦的な位置付けのレースでもあり、今後に向けて要注目のレースだ。

6/8・9 東京ダートコースのレース傾向ⒸSPAIA

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先週は金曜日に降った雨の影響もあり、土曜の東京ダートコースは不良でスタート。その後も曇り空が広がっていたものの、7レースの3歳未勝利戦からは重に回復してレースが行われた。

レースタイムを見てみると、ハイペースのレースが多かったこともあるかもしれないが、土曜の12レース、ニシノコトダマが勝利した3歳以上1勝クラスでは、レコードに0.5秒差に迫る1:16.6の好タイムがマークされるなど時計が速い馬場状態だったと言える。

また、重に回復して以降の9レースの平均上がりタイムを見てみると、36.0と速い上がりが要求される馬場となっていた。6レースが先行決着で、特に日曜の後半5レースは全て先行決着となっており、先行力プラス速い上がりに対応できる馬でなければ厳しい馬場だった。

今週末も雨予報が出ており、先週末の雨の影響も残っていることからも、重または不良でのレースとなることが考えられる。キャリアの浅い馬が多い中で、道悪適性を見分けるのは難しいが、速い上がりに対応できそうな馬を中心に予想を組み立てていきたい。

道悪になれば逆転できる

本命は青竜S2着から挑むデアフルーグとした。前走は1番枠からスタートし、後方からのレースとなった。直線では最内の狭いところを突き、伸びてきたが惜しくも2着という結果だった。しかし、使った上がりはメンバー中最速の35.2。道悪馬場になるのはプラスで、今回はデュープロセスに逆転できるのではないかと考える。当たりの柔らかい津村騎手とも手が合っているので、重賞制覇に期待したい。

対抗は4連勝で青竜Sを勝利したデュープロセス。4番手を先行してそのまま押し切るレースで強かった。2走前の昇竜Sでは、稍重馬場の中で最後方から豪快に差し切る競馬も見せている。正直、不安な点は見当たらないが、道悪馬場に変わる今回、前走のデアフルーグとの着差がクビ差であれば、入れ替わるのではないかと考えて2番手評価とした。

以下、青竜S組のニューモニュメントも取り上げておくが、器用さがあるタイプではないので上記2頭に比べると不安な点も多い。道悪馬場は良さそうだが、押さえまで。

初ダートながらダート+道悪はプラスに働きそうなワイドファラオ、2走前のヒヤシンスSでオーヴァルエースの2着という結果を残しているヴァイトブリックまで買っておく。馬券はデアフルーグの頭固定で狙ってみたい。