開幕週ながら力のいる芝コース
6月9日、阪神競馬場では牝馬限定のハンデ重賞マーメイドSが行われる。過去10年で2桁人気の馬が1勝、2着3回、3着3回と馬券に絡むことも多いレースだ。また、2008年には48kgのトーホウシャイン、昨年は51kgのアンドリエッテが勝利するなど、軽量馬の台頭も多く、荒れる重賞として知られている。そんなマーメイドSについて、馬場傾向から予想を行っていく。
先週の阪神競馬場、芝コースのレース結果は以下の通り。

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開幕週の馬場だったが、全体的に時計はかかり気味だったと言ってもいいだろう。鳴尾記念は1:59.6というタイムだったが、雨が降り始めた日曜日は1勝クラスの1600m戦が1:35.3、同じく1勝クラスの2000m戦、城崎特別が2:02.0と良馬場だった割には重い芝コンディションだった。
上がりタイムは平均しても35.2と上がりを要する馬場状態。最も速い上がりを使ったのが2歳新馬のリアアメリアの34.4だったということからも、同馬の能力の高さに驚くとともに、得手不得手がはっきりと出る馬場なのではないだろうか。
脚質を見てみると、土曜日は開幕週らしく先行馬の活躍が目立ったが、日曜日は一転して全てのレースで差し・追込馬が勝利するという結果に終わった。
今週末も雨予報となっており、いよいよ梅雨入りするのではないかと言われている。馬場が重くなれば、先週と同様に差し馬が台頭する馬場になると予想する。マーメイドSでは時計がかかる馬場でも好走歴があり、なおかつ道悪適性が高そうな馬を中心に狙ってみたい。














