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平安Sは前に行く馬が断然有利 穴は3つの条件に当てはまったあの馬

ダートを駆ける馬群Ⓒ三木俊幸
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Ⓒ三木俊幸

逃げ・先行馬が断然有利

5月18日(土)に京都競馬場で行われるのが平安ステークス(GⅢ ダート1900m)である。元は2月に行われるフェブラリーSの前哨戦として、1月に1800mの距離で行われていたが、2013年からこの時期に移り、距離も1900mと変更になった。それから6年が経ったので、そろそろデータ的にも色が出てきた頃か。さっそく見ていこう。

まずは前走成績である。

平安ステークスの前走レース別成績ⒸSPAIA

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アンタレスS組の数字がいい。ただ、こう見ると6年でここから平安Sに挑んでくる馬が多いことも分かる。率で言うと、連対率、複勝率は少しいい程度。あとは地方交流戦やオープンクラスからも馬券に絡む馬がいて、バラバラである。続いて年齢別成績。

平安ステークスの年齢別成績ⒸSPAIA

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ダートは使えば使うほど強くなっていくイメージがあるため、正直4歳が優勢なデータには驚いた。このレースに限って言えば、年齢を重ねるにつれて成績が悪くなっている。

平安ステークスの脚質別と馬体重別成績ⒸSPAIA

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脚質別成績では、逃げ、先行馬の成績が断然いい。ある程度の位置には付けておきたいところ。馬体重別成績も面白く、重くなるにつれて成績がいいことが分かる。

最後は斤量別データを見ていただきたい。

平安ステークスの斤量別成績ⒸSPAIA

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このレースは別定戦なので、強ければ強いほど斤量が積まれると考えていい。ただ、分母が少ないとはいえ、斤量の軽い馬は連対率、複勝率もいいので、そのあたりは頭に入れておきたい。

穴馬は条件戦を勝ち上がったばかりのあの馬

ここまでをまとめると、

・前走アンタレスS組が少し優先
・年齢は若ければ若い方がいい
・逃げ、先行馬が有利
・馬体重は重ければ重いほどいい
・斤量はある程度、積まれている馬が有利、逆に軽い馬は2、3着で注意
である。

色濃く出ているのが逃げ、先行馬のデータではないだろうか。これに年齢や馬体重、斤量のデータを考慮すると、軸はチュウワウィザード。脚質や斤量や年齢はぴったりである。あとは馬体重のデータさえ乗り越えてくれれば。

人気のもう一頭、オメガパフュームは斤量や年齢ではいいのだが、脚質が大きなマイナス。馬体重も450キロ台では強くは推せない。あくまで相手まで。

サンライズソアは斤量面が微妙だが、他のデータはクリア。過去3勝のアンタレスステークスからは、前走勝ち上がったアナザートゥルースを推奨。

穴はマイネルユキツバキ。過去6年で1600万からここに挑んだ馬で馬券圏内に来た馬がいないのだが、斤量以外はぴったり。データを味方にアッと言わせる場面を期待したい。

馬券はチュウワウィザードから、オメガパフューム、サンライズソア、アナザートゥルース、マイネルユキツバキの3連複1頭軸で勝負。