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今年のオークスは桜花賞馬不在 それでも狙いは桜花賞出走組でいいのか?

2019 5/15 11:00SPAIA編集部
東京競馬場のコースを駆ける馬群Ⓒ三木俊幸
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Ⓒ三木俊幸

今年は桜花賞馬不在で大混戦

中央競馬において最高峰の位置づけとなる日本ダービーは東京優駿と呼ばれ、ダービーと同じ舞台で行なわれるオークスは優駿牝馬と称される由緒正しきクラシック競走の一つである。

しかし、牡馬にとってのダービーが別格のレースとされるのに対して、牝馬にとってのオークスは少なからず、趣の違う立ち位置にあると言わざるを得ない。牝馬にとって最初に目指すべきはあくまでもマイルで行なわれるクラシック第一弾の桜花賞であり、オークスはそこを経てから一気の距離延長にチャレンジするレースだ。

桜花賞の結果を踏まえて適性を早期に見極められた馬たちが、オークス出走を見送って桜花賞と同じ芝1600mで行われるNHKマイルCへと矛先を向けるケースも近年では目立ち始めた。

特に今年は桜花賞優勝のグランアレグリアが早々に回避を表明したことで、下馬評は混沌ムード。改めてオークスの歴史を振り返ることで、その傾向を探ってみたい。

桜花賞馬不在の年の傾向とは?

桜花賞馬不在で行なわれたオークスといえば、近年ではシンハライトが勝った2016年。桜花賞でハナ差で競り負けたジュエラーは故障により出走を断念。桜花賞では1番人気だったメジャーエンブレムがNHKマイルCへと回ったことで、面目躍如のGⅠ制覇を成し遂げた。

いまだ記憶に新しいところでは、優秀な産駒を送り出す母親として現在は脚光を浴びるシーザリオの2005年も、桜花賞を2着と取りこぼした後に、優勝馬のラインクラフトがNHKマイルCへと向かったレースでの戴冠であった。

例え桜花賞馬が不在でもあっても、その上位馬がオークスでも好走傾向にあることから、桜花賞出走組が優位のデータは揺るぎないものとなっている。

近年で桜花賞不出走からのオークス制覇は、忘れな草賞優勝をステップとした2015年のミッキークイーンである。

しかし、同馬は桜花賞を抽選除外となって同日に行なわれる忘れな草賞へと回った経緯であった。しかも、2015年の桜花賞は至上まれにみるスローペースで、展開が大きく結果に影響を及ばした一戦であった。

オークスの2着以下で掲示板に上がった馬たちは全て桜花賞出走組であり、その前走着順が⑨②⑧⑥着であったことからも、いかにこの年の桜花賞がアンフェアな競馬であったかが実証されることとなった。

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